株取引をするのに証券会社に口座を作っておく必要があるってことはどうしたら株の売買ができるのかで説明しましたね。でも日本には300社以上の証券会社があります。ということは初心者の人は、どの証券会社にすればよいのかで迷うことになります。
そこで、証券会社を選ぶ際のポイントを知って、それを比較していかないといけません
★証券会社を選ぶ視点
- ①自分の投資スタイル
- ②株売買の際の手数料
- ③情報ツール
- ④サポート体制
- ⑤セキュリティ
こんな視点から証券会社を選ぶことになりますが、一番大事なのは①です。世の中には色々ネット証券の選び方があると思いますが、①をしっかり考えてネット証券を選ばないと失敗します。
というのも、実は各ネット証券も投資スタイルを第一に考えて、サービスを展開してます。なので、私たちもそれぞれのネット証券の強みに合わせていかないといけません。
①をしっかり決めた後で、②の売買手数料や③のネット証券独自の情報ツールに注目していくという流れで選んでいきます。④と⑤は二次的な問題で、證券会社に対する信頼問題に関することです。
しかも当サイトで紹介している證券会社は安全性も抜群のところなので⑤に関しては問題ありません。
手数料
株取引における手数料は買うときも売るときもかかります。株手数料は安ければ安いほど良いことはいうまでもありません。
当然手数料は証券会社によって違っていて、どの証券会社も他と差別化しようと独自の料金体系を組んでます。
ここで大事なのが自分の都合に合わせた証券会社選びをすることです。お金に余裕がある人なら株取引回数も多いでしょうから、毎回の手数料がばかになりません。
そんな方は月々定額手数料を実施してる証券会社があるのでそこを選ぶのが賢明です。取引回数、投資額が少ない場合は、一回の手数料ができるだけ安いところを選びます。各社の手数料比較表はこちらを参考にしてください。
私のサイトでは取引金額10万円からの手数料を表示しています。あと、注意して欲しいのが手数料が一番安いトコが一番「しっくりくる」証券会社ではないことも知っておきましょう。私だって一番安いトコを使ってません。
注文画面の見易さ、資産管理画面の見易さ、情報ツールの充実度が魅力的なトコが他にあるからです。あと、かつて一番安いマイナー証券で注文しようとしたらパソコン画面がフリーズして動かなくなったこともあります、そうなったら最悪です。
とかく、初心者の方は手数料ばかり気にすると思うのですが実はそればっかりに気をとられてもよくないってことなんです。各証券会社の資料を請求してよく吟味することが非常に大事になる事を覚えててください。資料請求は当サイトでもできます。
↓ ネット証券資料請求一覧表
証券会社 | 詳細解説ページ | 資料請求 |
マネックス証券 | 詳細 株の経験を積むなら必須(初心者向け) 初心者に人気ナンバー1 |
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ライブスター証券 | 詳細 売買手数料が業界で最安 |
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楽天証券 | 詳細 |
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岡三オンライン証券 | 詳細 | |
GMOクリック証券 | 詳細 | |
SBI 証券 |
詳細 | |
リテラクレア証券 | 詳細 | |
コスモ証券 | 詳細 | |
松井証券 | 詳細 | |
カブドットコム証券 | 詳細 | |
※資料請求・口座開設は全て完全無料です |
★手数料満足度ランキング 1位 ライブスター証券 2位 岡三オンライン証券 3位 マネックス証券
情報ツール
今の時代株取引を有利に進めていくために、証券会社がサイト上で投資のための便利な情報を提供しています。
この情報提供サービスは証券会社によって様々で、ある証券会社では有料のツールが、ある証券会社では無料!ということもあるので情報ツールもしっかり吟味して選ぶことが必要です。
昔はアナリストや機関投資家などのプロしか利用できなかった情報ツールが、オンライン化したことで私たちのような私たちみたいな個人投資家も使えるようになりました。
すべての人がこういう有利な立場に立つことができるようになった今では、若い層を中心にトレーダー数も増えてきてます。
こういう高度な情報を扱えるのでこれからもますます株取引が身近なものになっていくでしょう。
証券口座の開き方
なにはともあれ、株をやるには証券口座っていうのをもっていないとゼッタイダメです。「証券口座なくして株取引ありえない」です。
だから証券口座を開こう!ってことなのですが、どうやって開けばいいの??って思ってる人も沢山いると思います。
証券口座はそこらへんの街にある証券会社へ足を運んで「証券口座開きたいんですけど?」って言えば開けますが、今の時代、わざわざ慣れない証券会社に出向く人はほとんどいません。
ではどうするか?
実は、インターネットから口座は開けます。事実、私も結構株をやってますが証券会社という場所には行ったことがありません。
ちなみに、そもそも「口座」と聞くと銀行口座も思い浮かべて、証券口座との違いがわからないなんてこともあるかもですが、銀行口座と証券口座はハッキリ「別物」として、把握しててくださいね。
<証券会社のホームページへ行って資料請求をする>
まずはネットで資料請求をしないといけません。証券口座を開くには避けては通れない道です。資料請求をすると、パンフレットと口座開設のための書類が送られてきます。パンフレットと書類の2点です。
で、いろんな証券会社のパンフレットを比較検討して「これにしよう!」って思った証券会社の書類に必要事項を書いて送り返すだけです。
すると後日、郵送で「口座開設の申込ありがとうございます」みたいな感じで開設完了のお知らせがきます。
パンフレットをみて、「この証券会社の口座は開かなくていいや?」って思えば、そのまま放置してて構いません。
放置してても、「証券口座開いてくださいよ!」とかいう勧誘電話も家にダイレクトメールも来ませんので気になった証券会社については面倒くさがらずに資料を請求してみると後々後悔しなくなります(経験上)
資料請求申込をしてから3日~1週間で資料が郵送される
インターネットで資料請求申込が終わると、大体3日?1週間の間に資料が届きます。なんでインターネットで全ての手続きができないのか?というと、
法律で決められてるから。
「ちゃんとした口座開設は紙面でキッチリやらないとダメでしょう」ってことでそう決められてます。送られてくる書類には身分証明証のコピーが必要なので、送られてくる前に用意しておくとスムーズです。
こんなふうに、送られてきた書類を書いて、送り返すだけで口座開設が完了します。どうでしょう?カンタンじゃないですか??
株をしたことがない人は証券口座ってなんか難しそう・・とか手間がかかるんじゃないか?って思ってる人が私の周りにも多いです。
でも、実際はたとえば銀行口座を作るような感じでとてもカンタンに作れるのです。証券会社を開くときによくある質問を↓にピックアップしてるので参考にしてください。
資料請求・口座開設時の「よくある質問」 | |
・特定口座とか源泉徴収ってナニ? | 未成年者でも口座を作れる? |
・人気の証券会社は? | |
なぜ複数口座開設がいいのか
以前、初心者の方から「証券口座は1つだけで十分ですか?」という質問を受けました。結論から言うと、複数持ってる人が多いし、そのほうが断然有利です。
⇒自分に合ったメイン口座を決めるため |
⇒サーバー障害になったときのリスクを避けるため |
⇒完璧なネット証券はないから |
ひとつの銘柄を複数の証券口座を使って購入する、というやり方は「アリ」ですか?
違う口座で50株づつ所有していた場合、名義が同じなら株主優待はもらえますか?
【自分に合ったメイン口座を決めるために複数口座を持つ】
先ほども言ったように、証券会社によって手数料やサービスが違います。
他に手数料がもっと安いところがあるのに、わざわざ手数料が高い証券会社を利用する人がたくさんいるのは、「サービス」がいいと思ってるからです。
情報サービスだってそれぞれ違って、ある人には使いやすいけど、ある人には使いにくいなんてこともあります。
こればかりは利用してみないとわからない好みの問題なのです。
そういうのを比較しながら使ってみて自分に合ったメイン口座を決めるために複数口座を持つんです。
【サーバー障害になったときのリスクを避けるために複数口座をもつ】
重要度が高いのはここです。いくら優良といわれる証券会社でも、例えば注文が多すぎた時などは、サーバーダウンでまったくホームページが使えなくなる状態になることがあります。
私も経験ありますが、サーバーダウンしたせいで大事な株注文ができなくてかなり困ったことがあります。
そんなときに複数の口座を持ってると非常に心強いんです。いくら注文が多いといってもどこの証券会社のホームページもサーバーダウンしてるなんて普通ありえないからです。
ネット証券を選ぶ上で、手数料は最安!情報ツールも完璧!サーバーもいつも安定!金融商品は全てそろっている!なんてトコがあったら皆がその口座を開いてます。でも、実際はそんなトコはありません。
何かが飛びぬけて良いトコは、たいてい何かしらを犠牲にします。手数料で勝てないネット証券は他の情報ツールをより良いものにして、お客をとります。
なので、どのネット証券も1つくらいは売りがあるものです。
なので、それぞれのネット証券が何に力を入れているのか?をウチラがしっかり把握してあげて、それぞれのネット証券のいいとこだけを利用するようにすればよいのです。
口座開設の申し込みをしてから取引可能になるまで1週間くらいかかるんで、私の場合、一気に申し込みました。
いちばん最初はSBI証券を使ってましたが、今では、ライブスター、丸三、岡三、コスモ、マネックス証券、松井、楽天、内藤の口座をもってます。
手数料が最安なのでライブスター証券での取引が多いんですが、売買手順とかの使い勝手ではSBI証券のほうがいい、などなど本当に証券会社によって全然違うんですね。
実際に、私も情報ツールはマネックス証券を愛用してるんですが、売り買いはライブスター証券です。いつもマネックス証券情報ツールを開きながら、手数料が安いライブスター証券の売り買い画面も開いてるって感じです。
こんなふうにネット証券のいいところは「いいとこどり」ができることなんです。
資料請求してパンフレットをよくみて、それから1つを作るか、全部作るのか考えても全く問題ないので、まずは気になる証券会社すべて資料請求しちゃうのが手っ取り早いです。
パンフレット見て気に入らなかったら口座開設まではしないで放置しておくこともできるんですから・・・
ここまでで、複数口座のメリットを言ってきましたが、読んでる人の中には、
「じゃあ具体的にどこの口座を作れば失敗がないのか?」
って質問をよくメールでいただきます。
そんな方のために、スタイル別の複数口座の組み合わせベスト3を書いてありますので参考程度に見てください。最低3つの口座を持っていればやっていけます。
【複数口座開設をするもう1つの理由】 番外編
あと、私が複数の口座を持ってるのには他の理由もあります。それはIPO株を買うため・・・
初心者から始めるIPO株でも言ってますが私が今ハマりにハマってるのがこのIPOってやつです。これ株やってる人の中でも今凄い人気なんです。
IPOって株を買うと95%くらいの確率で儲けることができます!本当です!だからこそ人気あるんです。
でも買うには抽選に当たらないとダメっていうルールがある。しかもこの抽選全然当たらん!って嘆く人が多数います。それはそうですね、ほとんど儲かる金融商品なんですから・・・
で、その確率を高めるためにできるだけ多くの証券口座を作って(さらには家族名義の口座も利用して)フル稼働でIPO抽選に備えるんです。
IPOに限ってはいかに儲かりそうな銘柄を探すか、ではなく、いかに当選確率を上げるかが最大のポイントになってきます。その1つの策が証券口座を多く利用することなんです。
家族皆で株をするとオトク!
家族がいるなら、家族分の口座があると株取引ではオトクです。
ただし、家族分の口座を持つ上で、注意点がありますのでそこだけ守ってください。注意点
【家族が株を好きになるとトクする理由】
~株主優待を家族の人がそれぞれゲットできる~
家族分の口座を持つ最大のメリットは実はコレです。
株主優待は、株を買ってくれた投資家に企業が「ありがとう!」の気持ちをこめて、プレゼントをくれる制度です。
で、例えば、マーサ株っていうのがあったとします。
1株1000円のマーサ株を100株買うと、5000円のクオカードがもらえます。
で、その10倍の1000株を買うと10000円のクオカードがもらえます。
ちなみに900株買ったとしても5000円のクオカード。あくまで1,000株から10,000円です。
※ちなみにこういうタイプの優待銘柄は沢山あります。
これ、確かに1000株買うと10000万円クオカードが手に入るわけなんですが、投資額として1,000×1,000で100万円必要です。
1株千円の株が千個なのでこういう計算になりますよね。
でも、よく考えてみると・・
100株で5000円のクオカードとなってます。
この場合・・
「自分のほかに,家族の人もその株を欲しいと思って買った場合,
その人も5000円クオカードもらえます」
つまり、家族で3つの口座を持ってるとして、3つともマーサ株を100株買います。すると、5千+5千+5千で15000円分のクオカードがもらえます。
最初の例では1000株買って10,000円クオカードだったのに、今の例では300株分の投資額で15,000円クオがゲットできますね
ただ、オトクだからといって家族の口座に自分のお金を入れて自分で売買したりするのは罰せられるので、注意しましょう。「買え!」と強制するのもNGです。
↓はカラオケチェーンのシダックスの優待写真です。
シダックスの優待内容はシダックス店舗での割引券です。
同じ優待品が2つ来てます。
自分の口座だけで200株持ってても優待品は1つだけだが、家族の2人が買うと100株と100株でカウントされ、優待品は2つもらえます。
余談ですが、日清食品の株を持っていると、年間2回の配当金とカップメンの詰め合わせ優待品が届くのはもちろん、プラスアルファ年2回の株主懇親会ってのに参加できます。
この株主懇親会が最高で、豪勢な会場で各種カップメンの食べ放題&お土産(カップメンの詰め合わせ)を頂けます。
これだけ株主に優しいのは他にないです!
株を持ってる人しか参加できないので、家族で参加したい場合は、家族の人にその良さをアピールして、日清株を買ってもらう必要があります。
夫婦で日清株を買ってる人は結構多そうですけどね。
【家族分口座を持つときの注意点】
株取引では借名取引という法令上、やってはいけない取引があります。
株主優待目当てで、家族に口座を作らせて、実際の取引は自分がやっているというケースです。
これをやると法令違反で罰せられます。
どのケースが借名取引に該当するのか?っていう点ですが、たとえば、①妻名義の株口座に夫の資金をいれて、②夫の判断で株を買う行為はもちろん借名取引になります。
そして、①②のどちらかだけでも借名取引になります。
そうなると、妻名義の株口座に妻の資金を入れて、妻自身の判断で株を買う行為はOKということです。これは当たり前ですね。
では、こういうケースはどうでしょうか?
たとえば夫婦で食卓を囲んでいるときに株主優待の話をしていて、「マクドナルドの優待は、すっごいいいんだよ~」みたいな話をしていて、それに影響されて、妻がマクドナルド株を買うといったケースです。
夫が「この株は最高だな~」と言ってますが、妻にそれを買うことを強制してるわけじゃありません。そこで妻が「私も欲しい!」と言って買うのであれば、最終的な投資判断は妻がしてることになるので、借名取引にはなりません。
証券会社に電話で確認したので、このケースはOKかと思います。
ネット証券人気ベスト4
当サイトの人気ベスト4ネット証券
1位「マネックス証券」 ←初心者に優しく不動の人気
2位「楽天証券」
3位「ライブスター証券」 ←手数料節約したいなら必須
4位「SBI 証券」
私の中のナンバー1は「「マネックス証券」」その秘密は資料請求して確かめてみてください!というか詳しくはココをみてください
順位はこんなふうになってます。以下、岡三、リテラクレア、カブドットコム、コスモ、丸三と続いている感じです。
1位のマネックス証券はミニ株ができたことが魅力で、私が株をはじめたばかりの頃、マネックス証券のミニ株にかなり助けられました。
しかし、かつて独壇場だったミニ株も廃止され、単元未満株のワン株導入。単元未満株を扱ってるネット証券の中で手数料は最安です。
そして全ネット証券中、最も投資初心者向けを意識してる感があります。「株なんてやったことないし、何なのかもわからない!」って方をむしろ対象としてるので手取り足取りお世話になりたいって方は断然マネックス証券がいいです。
マネックス証券は”5大ネット証券”のうちの1つです。
2位の「ライブスター証券」はなんといっても、ネット証券で最安の手数料が武器です。頻繁に株売買する場合、少しの手数料の差が後々大きく響きます。株の資金があまりない人は必ず開いておくべきネット証券です。
3位の楽天証券には全証券会社中、人気ナンバーワンツールの「マーケットスピード」があります。株長者の人がいろいろ、本を出してますが、多くの人がマケスピを使ってます。
かなり信頼できるもので、これ目当てに口座を開く人も沢山います。私もデイトレードするときなどこれがないと勝てません。
あと、株取引と並んでFXにも力を入れてるので、「FX会社の口座も開くのは面倒!一回の口座開設で両方ともできるようにしたい!」って方にはオススメです。楽天は”5大ネット証券”のうちの1つです。
4位のSBI 証券はオンライン証券の先駆的存在なので、ネット上の使い勝手、サービスなども抜群にいいです。
口座数はネット証券の中で最も多いです。2位との差も結構あって、抜かれることはなさそうです。SBIは”5大ネット証券”のうちの1つです。ただ口座数がトップでも皆さんにとって最適なネット証券とは限らないので、数社口座開設してみて、”しっくりくるトコ”を探してください。
あと、SBIは私が一番最初に口座を開いた証券会社であり、今でも使っているトコです。
【証券口座に資金を入れる(入金する)には?】
どこの証券口座を開設するにしろ、開設した後の口座に株取引するためのお金を入れておかないといけません。。それについての説明が株資金振込方法の基礎にあるので初心者の方は概略をつかんでしまってください。
この他、証券口座を開こうとするときに皆がよく、「なんじゃこれ?」とか思う疑問点を解決するコーナーを作りました。→★証券口座開設で困ったら