株入門
株取引ときくと、縁遠くて私には関係ないな~と思ってる人もいると思いますが、
一度仕組みを知ってしまえば、結構面白いですし、
やり方さえ間違えなければ株取引によって、効率的に資産を増やすことが出来ます(預金なんかより!)
……というか今の時代、預金なんていう安全策を漫然ととってる場合じゃありません!もっとポジティブに資産管理運用をしようじゃありませんか!
株取引で自己破産してしまうような例は、株のことをよく知らないまま何となく投資してしまう人に見受けられるようです。
一攫千金とまではいかなくても、着実に資産を増やしていきましょう。
仕組みさえ知れば株取引に対するマイナス的なイメージもなくせるでしょう。
というか自己破産という言葉のインパクトが強すぎて、
そのせいでマイナスイメージを持っている人が多いんだと思います。
株取引は本来、生活資金を費やしてまですることではありません。
ましてや、金融からお金を借りて投資するなんてことは絶対やめましょう。
明らかに当サイトのテーマに反してます(笑)
「株式と結婚するな」っていうことわざがあるように、
自分で貯めた「お小遣いの範囲内」で株取引をやる!
これが鉄則です。
株とはなんじゃい?
そもそも株って何でしょう?切り株のことではありませんよ。
株とは株式会社が発行している紙切れのことで株式といってもいいです。
ではなぜ株式会社は株(株式)を発行するんでしょうか?
株発行は会社側の手段であって、
会社側の真の目的はお金を集めることです。
会社をおこすには莫大な資金が必要で、
自分たちだけでその分のお金を用意することができません。
なので株式(紙切れ)を発行して、お金を調達するわけです。
この紙切れを発行しないとお金が手に入らないから仕方なく、
「あー面倒くさい」とか言いながら、発行します。
で、各企業が発行するこの紙切れを誰に渡すかというと、
「お金を出してくれる人に」です!
で、企業はこんなふうにPRします
「すんませ~ん、うちの会社、これこれこーゆー事業してるんです~~、もしよければウチの会社に出資、お金を恵んでくれませんか~?皆さんから集めたお金を決してムダにはしませんから~」
で、出資してもいい、と思ってる人たちは
「へ~この会社こんな事業やってるんだ~、将来が楽しみよね!」
とか言いながら、株式(紙切れ)と引き換えに企業にお金を渡します。
ただし!株の世界では次のようなことは言えません。
出資してあげた会社が倒産した場合、
出資したMさん
「ちょっと~~!!!私が将来を見込んで出資(投資)してあげたのに、なに潰れてんのさ!!投資した分のお金返してよ!!(怒)」
こんなことは言えません・・・・これが株の世界です。
株はリスクがあるっていいますよね。
倒産しても出資したお金が戻ってくるならリスクはありません。
株投資は自己責任っていわれるゆえんですね。
ここまでの話をもっと、身近な例にします。
たとえば、マーサ(私)が自分でミニコンサートを開くとします。
でもお金が足りないので開けません。
だから友達に
「コンサ開くんだけどお金たりないから貸して!」
と言って、その借りたお金でコンサートを開くんです。
そして、そのコンサートが大成功を収めると、お金を貸してくれた友達に
「大成功して儲かったから、借りたお金はこれだけだけど、プラスアルファでもっとあげるよ!」ということになるわけです。
でももし、コンサートが大失敗したらどうなるでしょう?
友達はお金を貸したはいいけど、貸したお金が返ってこないという事態になります。実はこれが株の実態であります。
「出資・投資する」ということは事業が大失敗した場合、
お金が一銭も返ってこないということを前提にしてます。
事業を起こした側は返済する必要がないんです。
だから会社が倒産すればその会社の株を持ってた人は大損するわけです。
倒産した会社は投資家から集めたお金を返さなくていいんですから……
よって、私たち投資者はその会社がこの先お金を返してくれるくらいの力量をもっているかを見極める必要があります。
つまり、将来性があるかないかを見極めるのです。
貸した先の会社が大成功なら見返りが大きくなってウハウハ生活を送れますが、大失敗したら貸したお金はパーです。
そうやって出資すると同時に株式=株券=紙切れ(倒産すると紙クズになります笑)を手に入れます。
※”紙切れ”の段階ではまだお金の価値がありますが、倒産すると”紙クズ”になっちゃうのでお金の価値は消えます。
そんで株式を手に入れて私たちは「株主」になるわけです。
そして、「株式の所有者(株主)=会社の一員」という考えに達します。
それと!
株式発行で集めたお金は、お金を恵んでくれた人に返さなくていいんですが、
「借入金」っていうのは返さなきゃいけません!
「借入金」とは銀行からお金を借りて自分の会社に役立てるものです。
銀行からお金を借りるんだから当然利子付きで返さないといけませんね。
これが出資と借り入れの違いです。
どちらも資金調達(お金を調達する)という意味で、目的は一緒です。
株式の公開
日本にはたくさん株式会社がありますが全部が全部、
株式を発行して資金を調達できるわけではありません。
証券取引所ってとこの審査に受かった企業(受かることを上場といいます)が
株式を公開できるようになり、その結果不特定多数のいろ~んな人から
お金を出資してもらえるわけです。
東証1部とか2部とかいう証券取引所を聞いたことあると思いますが、
1部上場っていうのは審査が厳しく選りすぐりの企業が集まっているところなんです。
証券取引法違反なんてするとすぐに上場廃止といった事態にもなりかねません・・・かつてのライブドアが典型です・・・
証券取引所ってなんぞや?
証券取引所では実際に株売買の取引が行われている場所で、
「お金を集めたい企業」と「出資したい投資家」の橋渡し的存在であります。
投資家がいきなり企業の本社に出向いて、「あんたらの会社に出資したい!」なんて言ってられないですしね。逆に企業が勝手にお宅訪問して「出資して!」とも言えないので、お互いの希望をすりあわせてくれる仲介役が必要なわけです
で、最も規模がデカイ取引所は東京証券取引所、略して凍傷……東証です。
東証の他にもいくつかの主要都市にあります。
大阪の大証や名古屋の名証、福岡、札幌にもあるんですよ。
<企業の資金調達の流れ>
投資家 |
↓
証券会社 |
↓
証券取引所 |
↓
株式企業 |
株式発行で資金調達 | 銀行からの借入で資金調達 | |
メリット | 出資されたお金は返さなくていい、これは企業にとっては嬉しい! | 手続きが簡単だから、資金が必要なときにすぐ借り入れできる |
デメリット | 株式発行手続きが大変な上に、上場しないと株式を公開できない | 借りたお金は利息付で返さないといけない |
株の魅力
キャピタルゲイン | 株式の売買による差益のこと。一般的に言われる「株で儲ける」とはまさにキャピタルゲインによる利益です。ちなみに買った株が値下がりして損を出すことをキャピタルロスといいます。 |
インカムゲイン | 株主にちょっぴり利益を還元してくれる配当金のこと。配当利益はその企業の業績によって変わるもので、 業績が良いと増配され、悪いと減配されます。 |
株主優待 | 株主に対して自社製品やサービスをタダで提供します。企業によって提供されるものは様々です。
例えば、吉野家の株主になると並盛券10枚もらえたなど。株主優待を目当てに株を買って株主になる人もいます。 また、株主優待ゲットのための投資テクニックも存在します。株主優待について書かれた本もあるくらいです。当サイトでもおおよその優待銘柄データを扱ってます |
ここで問題です!
株の本来の目的というか第一の役割は
「キャピキャピ」と「インカム」のどっちだと思いますか??
正解はインカムゲインのほうです。
「株とはなんじゃい」のとこで説明した部分がまさに株の本来の役目でそれが株の目的です。
でも!初心者の人は「株ってすごい儲かるんだよね??」って思ってると思いますが、そういう人はおそらく、というかゼッタイキャピタルゲインで物を言ってるんです。キャピのほうは「株とはなんじゃい」のとこで説明した株の本質とは違います。
株券って他人に売ることができるんですよ!!
お金と引き換えに譲り渡すことができるんです!
じゃあ何で皆売るのか?
それは株券に金銭的な価値があるから。
そもそも金銭的な価値ってなぜ生まれるかわかりますか?
これは株に限らず知っていてください!
その理由は・・・
数に限りがあるからです!
無限に大量発生する蚊、ハエなどに価値は見出せないけど、
世界に1匹しかいない「なんちゃらヘビ(実は知らない・・)」は
とっても貴重で価値ありますよね。
で、話戻しますが、その株券の価値(価格)は毎日変わっていく。
変だと思いませんか?
”モノ”としてはまったく同じ物なのに、時期によって値段が変わる。
野菜が一番身近かもしれません。
あれは品質が良くなったから値段が高くなったんじゃないです!
まずキュウリの数ってのが50あったとします。
50って数が多いか少ないかはこの時点でわかりません。
50って数が多いか少ないかを言えるのは、
それを欲しいと思う人の数を見てからです。
たとえば・・・
A:この世にキュウリを欲しい人が10人しかいなければ50って数は多いんです。
B:この世にキュウリを欲しい人が1000人いれば50って数は少ないんです。
Aだと「この世には沢山キュウリがあるわね!」ってことになり、
Bだと「この世には全然キュウリがないわね!」ってなります。
で、
Aのパターンになるとたとえ同じモノでも値段は安くなります。
Bのパターンになるとたとえ同じモノでも値段は高くなります。
話を株に戻しますね。
なぜ株の値段が変わるか?
それは・・・
その株券を欲しいと思う人と、いらないと思う人の数が毎日変わるからです。
欲しい人が増えれば増えるほどその株の値段はどんどん上がっていきます。
逆に「こんな株いらん!」と言って売られれば価値は下がる。
このことを踏まえて、
キャピタルゲインで儲けようとする人は、
価値が低い(=人気がない、皆が欲しいと思ってない)ときに買って、
上がったら誰かに譲り渡そうと考えるワケです。
その差が儲けになります。
さっきのキュウリみたいにやりますね。
A:この世にマクドナルドの株が1000個あって、それを欲しい人が10人しかいなければ株価は安いので、お買い得です
B:この世にマクドナルドの株が1000個あって、それを欲しい人が1万人いれば株価は高くなるので、めちゃ高い買い物です
株で大儲けする人はAのときに買って、Bのときに売る人です。
さてクイズです!
・よくアイドルのプレミア物に何十万って値段がついたりします。
例えば、イチローのバットがすごい高い値段だとします。
この値段を下げるにはどうすればいいでしょうか?
さっきも言ったようにモノの値段は、
その物の数とそれに飛びつく人の数で決まるから・・・
方法1:イチローのバットの売り出し数を増やす!
方法2:できるだけ他人にイチローのバットの存在を知らせない!
ってな方法が思い浮かびますね。
さて話を戻しますが、インカムゲインが本当は株の一番の目的なんだけど、
実際、インカムゲインよりもキャピのほうが大きな利を得やすいんです。
だから本来の目的であるはずのインカムをさしおいて
キャピのほうに皆、目が行っちゃうってことなんです。
↓さて、次はキャピタルゲインをもうちょっと詳しくみていきます!↓
超基本!株で儲ける仕組み
じゃあキャピタルゲインのほうをもうちょっと詳しくみていきましょ!
まず、投資家はなぜ「株式を買う」のでしょうか?
そんなの儲けるためじゃん!
…まあそうなんですがもう少し詳しく見ていきましょう。
「物は安い時に買って、高くなった時に売る」
これが株に限らず、「儲ける方法」ですよね。
例えば何の変哲もない1000円の靴をを買ったあとに、
その靴が何かのきっかけで超プレミア品になった場合、
その靴は10万円で売れる可能性も出てくるわけです。
もし、千円で買って10万で売れば9万9千円が差益として儲けになりますね。
もちろん逆の例もあります…
買値が10万だったのに売ろうと思ったら千円でしか売れなかったら最悪ですね。それと全く同じ考えです。
物の値段が上下する理由と全く同じなのだから、
その物(株)が人気がある時は値段(株価)は高くなり、人気がないと下がります
だから株取引の場合、
プレミア価値がつくかどうかを予測する(将来性を予測する)
ことが投資をする際、最も重要となってきます。
↓次は、どうしたら株を買うことができるかを教えます。↓
じゃあどうしたら株の売買ができるのか?
【証券会社と証券口座】
では、実際に株を買ってみましょう。
でも株式会社に連絡して「株ください」と言っても買えませんよ!
ではどこで買ったり売ったりすればいいんでしょうか?
答えは「証券会社」です。証券会社で株の売買ができます。
証券会社で売買をするわけなんで当然証券会社にお金を保管しておかないと
迅速な売買ができないですよね。
お金を保管するために「証券口座」を開設します。
(証券口座は銀行の口座と同じイメージでいいです)
なので、”証券口座”っいうものがないと株取引はできません。
じゃあ、証券会社に頼んで証券口座を開こう!
ってことになるわけですが・・・
実は、証券会社も何百社もあります。
何でそんなにあるんだ・・選ぶほうの身になってほしいですよね……
具体的な選び方は証券会社の選び方で説明してるので、後でそこを必ず見ておいてほしいのですが、今ここで、何百社もあるうちの10社に絞っちゃいましょう!
~黄色マーカーの証券はタイアップ中で他よりオトクに口座開設できます~
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実は、証券会社なるものは何百社もありますが、
多くの人が口座を持っている有名・信頼できる証券会社はほぼ固まってます。
それが↑の表です。なので、そこから選べば何の苦労もありません。
初めて株を始める人のほとんどは、表にある証券会社のいくつかに口座を作っているというデータもあります。
を押せば私独自の証券会社の見方、評価のページに行きますし、証券会社名を押せば、公式ホームページに行くようにしてあります。
多くの初心者さんが作る証券口座の組み合わせ例を
目的別ネット証券 口座開設例で説明してるので参考にしてください。
初心者向けの口座の組み合わせもあれば、上級者向けの組み合わせもあるので、そこさえ間違わなければ、証券会社選びはひとまずクリアです。
ちなみに、證券会社の口座開設は銀行の口座開設同様、
身分証明証と印鑑さえあれば簡単に開設することができるんです。
証券口座の開き方がわからない方はコチラを参考にしてください。
ちなみに「証券会社」と「株式市場」と「証券取引所」をごっちゃにしないで
それぞれの役割をちゃんと理解しといた方が今後のためにもいいですよ。