ふるさと納税ってなに?寄附したいと思っているけど、どうしたらいいの?どこにするの?と思っている方にピッタリ!わかりやすい記事を紹介をします。
ふるさと納税の仕組みやワンストップ申請の方法、メリット、デメリットも具体的にまとめました。
■ふるさと納税とは?
画像出典元:http://furusato-tax.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_36b/furusato-tax/tax02.jpg
ふるさと納税は、2008(平成20)年からはじまりました。ふるさと納税は、税金を納めるのではなく、ふるさとへの寄附金なんですね。それも自分のふるさとだけでなくて、好きな自治体(都道府県や市町村)にも寄附ができるのです。
寄附したほとんどの額を税金から差し引いてもらって、おまけに、特産物がもらえるのです。この素敵な制度が、ふるさと納税なんですね。それでは、寄附から、税金を差し引いてもらえるまでの流れを説明します。
【寄附先を選んで申込む】
インターネットや特集記事で寄付先を選びます。
<選んだ自治体に寄附を申込む方法>
- メール
- FAX
- 電話
- 直接窓口
- ふるさと納税ページ
最近はインターネットのふるさと納税ページから、直接申し込みできるようになってきました。
【寄附をするには?】
画像出典元:https://www.drwallet.jp/navi/wp-content/uploads/2015/09/057a47489b1791c1805e5dabc3500470.jpg
<寄附の方法>
- 振り込み
- 現金書留
- クレジットカード
- 直接窓口
寄附先から送られる納付書で、銀行、郵便局への振り込みは手数料かかりません。また、ふるさと納税ページから特産品選びやクレジトカード決済までイッパツ申し込みができます。
<寄付の限度額>
限度額は住民税の20%相当に決められているのです。
<夫婦子供1名の家族の限度額の例です>
- 年収 300万円 ⇒ 限度額 11,000円
- 年収 600万円 ⇒ 限度額 60,000円
- 年収1,000万円 ⇒ 限度額156,000円
【領収書、特産品が届きます】
画像出典元:http://ふるさと納税.tokyo/img/beef.jpg
領収書は確定申告の方に必要です。希望した特産品も届きますよ。
【税金を差し引いてもらう申請は?】
手続きは2つの方法があります。確定申告とワンストップ申請です。
【税金が戻った!税金が安くなった!】
「確定申告」は、お金が戻ってきます。「ワンストップ申請は」、納める住民税が安くなってきます。
確定申告は不要になりました!ふるさと納税ワンストップ特例制度のおかげ!
画像出典元:https://i.ytimg.com/vi/gOHadbYSzP0/maxresdefault.jpg
ワンストップ特例制度は、申請書を提出するだけでOKなんです。面倒な確定申告は、不要になったのです!それでは、ワンストップ申請をされる方のための重要なポイントを説明しますね。
【まずワンストップ申請書を手に入れましょう】
画像出典元:http://hoshida-tax2.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2015/11/%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8%E7%B4%8D%E7%A8%8E%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97.png
この申請書は「寄付金控除に係る申告特例申請書」が正式な名称です。申請書は、寄附申込みの時に寄付先の自治体に要望して下さい。後日、申請書が郵送されてきます。
最近は、インターネットのふるさと納税ページからもダウンロードで手に入るようになりました。
【申請書に必要な書類はこれです!】
<申請に必要な書類>
本人の個人番号確認の書類コピー(下記のいずれか一つ) | 本人確認の書類のコピー(下記のいずれか1つ) |
個人番号カードの裏面 | 個人番号カードの表面 |
個人番号通知カード | 運転免許証 |
個人番号が記載された住民票 | パスポート |
その他写真付きで公的機関が発行したもの |
わかりやすく言いますと、個人番号カードがあれば、これだけでOKです!運転免許証もパスポートもない方は下記のいずれか1つあればOKです。
<写真付きで公的機関が発行したもの>
- 運転経歴証明書
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
【提出は申請先です!】
提出先は、寄附をした自治体です。ここ注意してくださいね!2つ以上の自治体に寄付した場合は、それぞれの自治体に提出してください。翌年の1月10日必着です。基本は郵送ですが、直接電子申請ができる、ふるさと納税ページもでてきました。
画像出典元:http://siso-lab.net/wp-content/uploads/2015/10/furusato-tax-satofuru-one-stop-01.jpg
【住民税からお金が差し引かれてきます】
申請した年の5~6月頃に、お住まいの自治体から、住民税の通知が届きます。その税額は、寄附金額から2,000円を差し引いた分安くなってきます。2,000円は自己負担ということになりますね。
【ここで注意!ワンストップ申請が出来ないケースがあります!】
<ワンストップ申請ができないケース>
- 寄付した自治体が6つ以上になっている人。
- 年収2,000万円を超えている人。
- 給料を2ヶ所以上からもらっている人。
- 事業や不動産で所得がある人。
- 医療費で税金が戻ってくる人。
- 住宅ローンで税金が戻ってくる人。
- 確定申告をした方が得になる人。
画像出典元:http://2.bp.blogspot.com/-myojBq9jY8Q/VHxqZP8Vl9I/AAAAAAAApXQ/URYAXAAEGa4/s800/zei_kakuteishinkoku.png
↑ワンストップ申請が出来ない方は面倒でも確定申告をして下さいね。
■ふるさと納税のメリットとデメリット
画像出典元:http://www.fullrangeofboots.com/img/464547.jpg
【こんなメリットがあります】
<メリット>
- 自分の意思で生まれ育った故郷やほかの複数の自治体にも寄附ができます。(
- 寄附の使い道を選べます。
- 寄付でお礼の特産品などがもらえます。
- わずらわしい確定申告の必要がありません。
【デメリットもあります】
<デメリット>
- 税金は、申請しないと差し引かれないのです。
- 寄附の全額は差し引かれません(2,000円は自己負担になります。一定額を超えると、さらに負担があります。)
- 寄附した方の自治体では、ほかの自治体へ寄付することで税収が減ってしまいます。
まとめ
ふるさと納税は、特産品がもらえた上に税金が安くなります。税金の手続きも、とっても簡単になりましたね。メリット、デメリット両方ありますが、ただ納めるだけの税金に比べたら、とても魅力のある制度といえますね。