株の税金について

株の税金って何?
株で儲けると国に税金をとられます!
じゃあ、株で儲ける手段と言うと、2つあります。
①売却益

②配当金※売却益(キャピタルゲイン)=株を売った時の儲け
どんくらい税金をとられる?
現在は利益の10%です。所得税7%+住民税3%って内訳です。
この税率は国の方針で変わることもあります。
売却益配当金のどっちも10%とられます・・・平成22年からは利益の20%が税金でとられます・・・ヒドイ。
国はどうやって私たちの儲け額を知るのか?
国は私たちが株で儲けた額の数%を取っていくわけですが、皆さんの中には、
「なんで国は私たちの利益を知ってるの?」って思う方もいると思います。例えば年間で1,000万儲けたら、100万円(税率10%)が税金で取られます。
ナゼ国は私が1,000万稼いだことを知ってるのか?

国もバカじゃないので、1人1人の儲けを把握する仕組みを作ってます。
その仕組みとは・・・

「年間取引報告書」って書類を税務署に提出しろ!

これを見て、国は個人投資家の利益を知ります。年間取引報告書を税務署に提出することを”申告する”っていいます。

全部の企業が配当金をくれる?

全ての企業が配当金をくれるわけじゃありません。
お金に余裕がある企業が配当金を出してくれるんだ、と考えて下さい。
貯金がある会社ですね。一般的に、配当金の出どころは”利益剰余金”だといわれてます。”利益剰余金”っていうのは企業が今まで利益を積み重ねてきた中でちょっとずつ貯めてきたお金です。

”利益剰余金”がたくさんある企業は貯金がたくさんあるってことなので、ソコから私たちに配当金をくれるんです。
もしあなたが社長で貯金が全然ないのに投資家に配当金を恵んでやれますか??お金に余裕がないと普通は無理です。

だから、”直近の業績が赤字なら必ず配当金はもらえなくなる!”とか
”直近の業績が黒字なら配当金はたくさんもらえる!”
なんてことは言えないわけです。

赤字でも元々の貯金がたくさんあれば配当金はもらえるし、黒字でも配当を出さないトコだってあります。

配当金の額は毎回同じ?

そのときどきで変わります。
配当額は毎回同じというルールはありません。直近の業績が悪かった時は”減配”といって前回より下がることもあるし、さらには”無配”と言って前回まではもらえたものが一切もらえなくなることもある。
もちろん直近の業績が良かった時は”増配”といって前回より上がることもあります。

増配・減配・無配って言葉は重要語句なんでチェックしておいてください!

上場廃止になったら配当金も廃止になる?
株の優遇措置
「譲渡損失の繰り越し控除」という税金逃れ措置があります。

簡単にいうと、
「あんた今年は株儲かってるけど去年、一昨年はそれ以上に損してるね・・・
かわいそうだから今年の儲かった分は税金とらないよ」
って制度です。国は優しいですね。

ってバカな!
過去2年損してるのに、儲かったときだけ税金かけられたらちょっと納得いかないですよね!!こんなの当たり前の制度です!

銀行預金と比べると・・・・
株を買う人にその理由を聞くと、「配当金がもらえるから」って言う人がいます。
大変結構なことです。
おそらく銀行預金の利子が少なすぎて、預金するくらいなら配当金のほうがよっぽどマシってことに気付いたからだと思います。配当利回りを理解して!でも言いましたが、配当金なら年間で1~5%くらいもらえます。

銀行預金の場合、低金利時代といわれてる今だと0.%くらいなので、
「配当金の勝ち~!」ってなります。さらに配当金+株主優待をやってる企業もあるので、その場合はさらに利回り(%)が上がっていきます。
この事実を知っちゃうと銀行預金がいかに時間のムダかわかると思います
(注)預金を全否定してるわけじゃありません

あとの問題は、株を売る時に「買ったときより株価が高いか?安いか?」だけです。

買った時より高くなってればさらに総合利回りが高くなって、「預金なんて蚊以下だね!」って笑うことができます。

ただその逆の買った時より安いのに、売り払っちゃったときには配当や株主優待の利回りさえも吹き飛ばしちゃうくらいの損(キャピタルロス)をしちゃってるかもしれません。

株の税金についてのQ&A

icon_faq  キャピタルゲインで100円でも儲けたら税金とられるの?
年間(1/1~12/31)でキャピタルゲイン(売却益)が20万以内なら税務署に年間取引報告書を出さなくてもいいです!つまり、申告しなくて良い!にも関わらず、「特定口座の源泉徴収あり」だったら証券会社が勝手に税務署に提出してしまうんじゃ??って思った方はスルドい!!
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