ふるさと納税の感謝券は、納税額をアップする人気商品です。総務省は、換金しやすい商品券などは自粛するよう要請しています。
でも感謝券は、全国で使える商品券とは違って、発行する地域限定でしか使えないので、問題ないと解釈している市町村もあります。もちろん感謝券の転売は、禁止されています。
このような、感謝券をお礼品に提供している市町村の、還元率とランキングを紹介します。
- ふるさと納税感謝券とは?商品券とはちがうの?
- 1位 千葉県勝浦市「かつうら七福感謝券」 還元率70%
- 1位 静岡県南伊豆町「ふるさと寄附感謝券」+「ふるさと宿泊助成券」 還元率70%
- 2位 群馬県中之条町「なかのじょうふるさと寄附感謝券」+特産品(寄附額の10%相当) 還元率60%
- 3位 長野県青木村「青木地域消費券」 還元率50%
- 3位 群馬県草津町「くさつ温泉感謝券」 還元率50%
- 3位 三重県志摩市「志摩市共通商品券」 還元率50%
- 3位 群馬県渋川市「渋川市ふるさと感謝券」還元率50%
- 3位 群馬県みなかみ町「みなかみハピネスチケット」 還元率50%
- 3位 群馬県昭和村「昭和村感謝券」 還元率50%
- 3位 新潟県湯沢町「ありがとう湯沢応援感謝券」 還元率50%
- まとめ
ふるさと納税感謝券とは?商品券とはちがうの?
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「ふるさと納税感謝券」とは、発行する市町村でしか使えないもののことです。全国で使える商品券やクオカードとは区別して考えてみましょう。残念ながら商品券などは、金券ショップやオークションで換金されてしまっています。
感謝券は、券を発行している市町村内の飲食店、宿泊施設やスキー場などで使えます。還元率も、寄付金1万円に対して、感謝券5千円が平均的です。それでは、地元で使える感謝券の還元率50%以上の市町村を紹介していきましょう。
1位 千葉県勝浦市「かつうら七福感謝券」 還元率70%
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勝浦市は、寄付金10,000円で「かつうら七福感謝券」7,000円分がもらえます。なんと還元率が驚異の70%!そして、100店舗以上のホテル・旅館や飲食店などで利用できます。
また、ゴルフコースや釣り船までも利用できますので、勝浦市に旅行を計画される方は、是非参考にして下さいね。ふるさと納税額は約1億5,500万円(平成27年度)でした。
1位 静岡県南伊豆町「ふるさと寄附感謝券」+「ふるさと宿泊助成券」 還元率70%
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南伊豆町は人口8,389人(2017年)の町です。寄付金10,000円で「ふるさと寄附感謝券」5,000円分+「ふるさと宿泊助成券」2,000円分がもらえます。なんと還元率70%!
ふるさと納税額は約3億7,000万円(平成27年度)とやっぱり多いですね。
2位 群馬県中之条町「なかのじょうふるさと寄附感謝券」+特産品(寄附額の10%相当) 還元率60%
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中之条町は、四万温泉で有名な人口16,572人(2016年)の町です。寄付金10,000円で「なかのじょうふるさと寄附感謝券」5,000円分がもらえます。そのほか、地元の特産品(寄附額の10%相当)もプラスしてもらえるのが魅力ですね。
合わせると、還元率は60%ということになります。とてもお得なお礼品です。この感謝券は、草津町の温泉ホテル・旅館から、ガソリンスタンドやコンビニなどにも利用出来る便利な券です。。
ふるさと納税額約6億3,400万円(平成27年度)も、すごい額ですね。
3位 長野県青木村「青木地域消費券」 還元率50%
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長野県小県郡(ちいさがたぐん)青木村は、国宝大法寺三重塔で全国的に名が知られている、人口4,337人(2016年)の村です。青木村は、寄付金10,000円で「青木地域消費券」5,000円分がもらえます。
直売所から薬局など約60店舗で利用できるのがうれしいですね。ここでコッソリ教えます!青木村限定の「タチアカネ」の地粉を使った手打ち蕎麦が食べられますよ。それも「青木地域消費券」が使えるのです!
3位 群馬県草津町「くさつ温泉感謝券」 還元率50%
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群馬県吾妻郡(あがつまぐん)草津町は、草津温泉で有名な人口6,506人(2016年)の町です。寄付金10,000円で、「くさつ温泉感謝券」5,000円分がもらえます。
草津町内の旅館・ホテル、飲食店など約300軒以上の店舗で利用できるのがすごい!ふるさと納税額は、約8億6,900万円(平成27年度)と群馬県ダントツ第1位!やっぱり草津温泉は人気がありますね。
3位 三重県志摩市「志摩市共通商品券」 還元率50%
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三重県志摩市は、2016(平成28)年に伊勢志摩サミット開催で有名な人口49,572人(2016年)の市です。寄付金10,000円で、「志摩市共通商品券」5,000円分がもらえます。
共通商品券は、志摩市内の約150店舗で利用できますので、市内で買い物が楽しめますよ。有効期限が、発行日から6カ月です!有効期限1年のところが多くあり、間違いやすいのでここは注意です。
志摩市のすごいところは、ふるさと納税額約6億7,300万円(平成27年度)で三重県第1位なんです。志摩の絶景地とサミットの相乗効果でしょうね。
3位 群馬県渋川市「渋川市ふるさと感謝券」還元率50%
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渋川市は、伊香保温泉や水沢うどんで有名な人口77,635人(2016年)の市です。寄付金10,000円で「渋川市ふるさと感謝券」5,000円分がもらえます。感謝券は、渋川市内の伊香保温泉街のホテル・旅館やおみやげ店、食堂等でも利用できます。
ふるさと納税額は、約1,200万円(平成27年度)です。感謝券も平成28年度からのスタートでしたので、これからの伸び率を注目しましょうね。
3位 群馬県みなかみ町「みなかみハピネスチケット」 還元率50%
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水上温泉郷など、18カ所の温泉地を持つみなかみ町は、人口18,970人(2016年)の町です。寄付金10,000円で、「みなかみハピネスチケット」5,000円分がもらえます。
ハピネスチケットは、町内の温泉旅館や飲食店等、170以上の施設で使用できます。ふるさと納税額も、約1億9,500万円(平成27年度)と群馬県第4位の町です。
3位 群馬県昭和村「昭和村感謝券」 還元率50%
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全国有数の農業生産地の昭和村は、人口7,502人(2017年)の村です。寄付金10,000円で、「昭和村感謝券」1,000円券×5枚がもらえます。でも、寄付金5,000円では、2枚しかもらえませんので、注意して下さいね。
感謝券は、村内の美容室、給油所、家電店など30店舗以上で利用できます。平成28年4月からスタートしましたのでふるさと納税額も139万円(平成27年度)と少ないですが、これからが注目ですね。
3位 新潟県湯沢町「ありがとう湯沢応援感謝券」 還元率50%
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新潟県南魚沼郡湯沢町は、ノーベル文学賞受賞者川端康成の小説「雪国」で知られる人口 7,977人(2016年)の町です。寄附金10,000円で『「ありがとう湯沢」応援感謝券』1,000円券×5枚がもらえます。
感謝券は、町内の宿泊施設、飲食店、商店、スキー場等で利用できます。この湯沢町のすごいところを紹介します!ふるさと納税額は、約2,560万円(平成27年度)でしたが、平成28年2月でなんと2億1,800万円を超えたのです!一年足らずで8倍以上の増ですね。
これには、仕掛けがあったのです!感謝券を一本化したのです!今までは、スキー場リフト券や宿泊券など用途ごとに複数ありましたが、平成28年7月に、使い道が自由に選べる感謝券一つにまとめたのがヒットしました!湯沢町は、これから目が離せないところですね。
まとめ
ふるさと納税の感謝券のお得な市町村と、還元率を紹介しました。最近、ふるさと納税の商品券に関係する総務省からの自粛要請などが話題になっています。
現在も残念ながら、ネットオークションに出典されてしまっています。商品券の転売は禁じられています!このルールを守り、魅力のある商品券や感謝券までもが、お礼品から消えてしまわないようにしましょうね。