いまや100円ショップといえばココ!と言っても良い程に有名な企業であるキャンドゥですが、これからバイト先として応募することを考えている方もいらっしゃると思います。今回は、キャンドゥのバイト歴4年の私が、様々な角度から紹介させて頂きます。
キャンドゥは私が働いてきたバイト先の中では、かなり優良な部類のバイト先でしたので、多くの方にオススメしたいと考えております。私の実体験をもとにキャンドゥのバイト情報を書いていきますので、これからキャンドゥで働きたいという方には特に参考になる内容となります。是非この記事で予習し、キャンドゥの面接に臨んでみてください。
なんでこのバイトを始めようと思ったのですか?
当時初めてのバイト先を探していた私は、キャンドゥをターゲットに絞り応募しました。100円ショップであるため扱いやすい小物が多く、レジでの計算も簡単だろうと考えたからです。近所のキャンドゥは雰囲気も良かったため、初バイトはここにしたいと早い段階で狙っていました。
仕事内容は?
仕事内容は基本的に品出しと接客が主で、店員さんによって他の雑用が割り振られたり、店舗独自の作業を任される場合もあります。簡単にそれぞれの仕事について紹介させて頂きます。
品出し
品出しに関連する作業は以下の通りです。
品出しの流れ
- 入荷商品の検品
- 商品の補充
- 不良品の撤去
商品は段ボールにまとめて詰められた状態で入荷しますので、まずは発注した商品が間違いなく入荷しているか検品します。商品の種類と数が発注した内容と一致しているかを確認しながら、伝票にチェックを入れていきます。小物は名称が似ている商品が多いため、慎重に確認します。
検品完了後、減っている商品を補充します。新商品の場合は、販売用のスペースを新たに作り補充します。店舗によっては販売スペースがぎっしり埋まってしまっているため、どのように新商品を設置するかセンスを問われることもあります。
不良品や消費期限切れの食品など、店舗から商品を撤去する必要が生じる場合もあります。商品の状態チェックも重要な仕事の一つです。問題の無かった商品が、子供のイタズラなどにより破損されたまま放置されることもあるため、こまめな巡回が必要です。
接客
接客に関連する作業は以下の通りです。
接客の流れ
- レジ対応
- 売り場への案内
- クレーム対応
キャンドゥは雑貨店であるため、当然レジ対応があります。キャンドゥの商品は105円・315円・525円など、値段が固定されていますので、コンビニバイト等と比較すると遥かにレジ打ちのミスが発生しにくいのが良い点です。商品も扱いやすいため、レジ打ち初心者にキャンドゥはかなりオススメです。
キャンドゥは品数が豊富であるため、中々目的の商品に辿り着けないお客様も多いです。お客様に尋ねられた場合、すぐに目的の商品まで導く必要があります。私がバイトを始めて真っ先に言われたことは、「商品の場所を把握しておいてね」でした。
買った商品が不良品であった場合など、クレームが発生する場合もあります。キャンドゥの商品は一年間保証ですので、期間が過ぎていない場合はレジにて返品処理を行います。対応しきれないクレームについては丁重にお断りする場合もあります。
その他の業務
その他の業務の例
- 売り場の飾りつけ
- 撤去商品の管理
- 売り場の配置変更
- 商品の発注
店舗によっては店員ごとに異なる役割を与える所や、独自の工夫を行う所があります。これは店舗の個性ですので、実際にそこで働いてみるまではわかりません。店長の采配次第といえる部分です。
一例としては、オススメ商品の売り場に飾りつけをして目立たせたり、お客様に飽きられないよう定期的に売り場の配置を変えたりします。可愛らしいキャラクターが商品をオススメしている店舗などを見たことがあるかもしれませんが、それも店舗独自の工夫の一つです。
私がバイトしていた時は、食品の賞味期限管理を一手に引き受けており、期限が近い商品を撤去する役割を担っておりました。
キャンドゥバイトの1日の流れ
基本的には上記に記載した作業で一日が終わります。シフトによっては開店準備や閉店作業を行うことになりますが、飲食店ではないためほとんど手間はかかりません。
キャンドゥバイトのきついところ、楽なところ
実際にバイトしていた頃に感じた、きついところや楽なところを紹介させて頂きます。
キャンドゥバイトのきついところはどこ?
きついと感じたことはあまりありませんでしたが、強いて挙げるなら以下の通りです。
きついところ
- 暇な時がきつい
- スペースを空けるのがきつい
- 閉店させてくれないのがきつい
お客様も少なく、商品を補充する必要も無い時間がある場合は退屈に感じると思います。暇でもお客様から見える位置に居なくてはならないため、ひたすら商品の整理をしながら時間を潰すことになります。緩い店舗の場合は、バックヤードに籠って会話を楽しむ店員も居ますが、会社からは指導の対象となります。
売り場が商品で寿司詰め状態の場合、新たな商品をどこに設置すれば良いか悩む時があります。売り場のみではなく、在庫管理をするバックヤードのスペースも不足する場合があるため、バイト先が商品管理の下手な店舗の場合は苦労するでしょう。
閉店時間になっても居座るお客様がいる場合は、閉店時間が過ぎても帰れなくなることがあります。無理に帰らせようとするとすぐにクレームに発展するため、当時は慎重に対応しておりました。名物クレーマーがいる店舗などでバイトすると、厄介な目に合う可能性はあります。
キャンドゥバイトの楽なところはどこ?
キャンドゥは会社がしっかりしていることと、100円ショップであるという性質から、良いところは多いです。楽な点は以下の通りです。
楽なところ
- レジ打ちが楽
- 作業が楽
- 変な人が少なくて楽
先に説明した通り、レジ打ちが簡単な所が大きな魅力の一つです。レジ袋もサイズごとに色分けされているため、コンビニ等のレジ打ちと比較すると入門編としては最適です。
キャンドゥの作業は肉体労働にも頭脳労働にも属さないため、全体的に楽です。もちろん忙しい時は疲れますが、専門的な仕事と比べると遥かに楽であると言えます。
キャンドゥはコンビニ等と比較すると、時間に余裕がある状態で来店するお客様が多いため、トラブルが少ないです。主に商品選びを楽しむために来店されるため、寛大なお客様が多いです。会社の採用方針もしっかりしているため、店員さんも良識的な方が多いです。
職場の雰囲気
主婦の方が多く、のんびりコミュニケーションしながら働きたい方には向いています。男性が多いところでバイトしたい方には向いていない店舗もあります。店舗にいる人次第ですが、会社全体としての雰囲気は良いです。たまに視察にいらっしゃる本社の方も立派な方でした。
面接の様子(服装・質問など)
スーツで行く必要はありませんが、真面目に見える服装で面接を受けた方が良いです。業務の際は染髪禁止・ネクタイを着用など見た目に関する規定が多いため、面接の段階で気を使っておくと良いでしょう。
また、面接の際には簡単な計算テストがあります。分数の割り算くらいまでは解けるようにしておきましょう。
採用された志望動機
私の場合は日頃からキャンドゥを利用しており、雰囲気が良いと感じている旨をお伝えしたら採用されました。キャンドゥを利用して感じた良い点や、何故キャンドゥで働きたいかを明確に説明できれば、採用される理由としては十分です。
髪色・髪型・ピアスは?
男性は規定がやや厳しいです。染髪禁止で髪の長さにも規定があり、ワイシャツ・チノパン着用を義務付けられます。当然ピアスも禁止です。女性は男性と比べると規定が緩く、ある程度の染髪は認められています。しかし、金髪は禁止ですし、ピアスも駄目です。着用できる服も制限されます。
掛け持ちはできるのか?
掛け持ちをすることは全く問題ありません。私も掛け持ちしていました。最初から掛け持ちですと採用されづらくなる可能性があるため、ある程度長い期間働き、慣れてから掛け持ちするのがベストです。
周りはどんな人が働いていた?
働いている方はほとんどが近所に住んでいる主婦の方でした。元々顔見知りの方もいらっしゃいました。大学生の方も数名いらっしゃいました。キャンドゥはシフトの融通が利かせやすい職場であるため、短時間シフトを入れる方が多く、主婦や大学生のバイトとして最適です。
深夜バイトはどんな感じ?
キャンドゥは店舗により閉店時間は異なりますが、深夜まで営業することは無いため、深夜バイトはありません。
シフトはどんな感じ?
キャンドゥは短時間シフトを好む方が集まりやすいですが、長時間入れることも当然可能です。むしろ店舗としては長時間で入ってくれた方が嬉しいため、歓迎されます。シフトの作り方は店舗によりますが、私がバイトしていた店舗では固定シフトでした。
どの時間帯もほとんど同じ作業ですので、シフトに関しては柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。子供がいる主婦の方は休日にシフトを入れることを好みませんので、休日に長時間働ける方は重宝されます。学生さんは、休日に働けないかとお願いされることが多いです。
ブラックな点はある?
キャンドゥは良い会社ですので、あまりブラックと言える部分はありません。就業規則に変更があった場合には、バイトにもしっかりと資料を提供して下さいました。ブラックどころかホワイト企業です。このことを踏まえて、大変だと感じた所を紹介します。
キャンドゥでブラックだったところ
- 商品が壊れやすいので、返品が多い
- キャンペーンの時は忙しい
キャンドゥの商品は一般的な商品よりも格安で購入できる分、作りが甘い物が多いです。劣化が早かったり、すぐに壊れたりします。そのため、お客様による返品が非常に多いです。すぐに新しい物に交換したり返金をしますが、怒りの収まらないお客様もいらっしゃるため、対応に困ることがあります。
私も多くのキャンドゥ商品を利用しましたが、最速記録では買った一日目で腕時計が破損しました。商品の脆さにイライラさせられることが多く、そのとばっちりがクレームとして店員に返ってきますので、不快に感じることはあるでしょう。
また、キャンペーン期間として、チラシに掲載した商品を大量に販売する時があります。キャンペーンの際は大々的に販売する為に専用の販売スペースを設ける必要があるため、売り場作りやその片付けに苦労することがあります。
時給は?交通費は全額支給される?
時給も店舗ごとに異なりますが、全体的に程良く設定されています。私の店舗では時給900円でした。都内ではないため、中々良い時給でした。業務も楽であるため、時給を不満に感じることは無いでしょう。交通費も支給してもらえますが、一日往復で1000円までという規定はあります。
店長はやさしい?怖い?
店長は皆さん良い方ばかりでした。私はキャンドゥで4年バイトしておりましたが、その間に店長が2回変わっています。店長3名それぞれに個性はあれど、いずれも信頼のおける方々でした。私の運が良かったのかも知れませんが、関わった方は良い方ばかりでした。
どんなスキルを学べる?就活に活かせること
専門性が問われるバイトでは無いため、目立ったスキルをつけることはできませんが、接客対応は今後の糧になります。返品対応なども店長に任せず自分で行うことになるため、お客様との柔軟な接し方を学ぶ機会に恵まれています。
また、扱う商品が非常に多いため、見識を広めるには良いバイトです。どのようなお客様がどのような商品を欲しがっているのかを知ることができますし、アイディア商品等から何があれば便利だと感じるのかを学ぶこともできます。
使い道のわからない商品も自然に覚えることができるため、様々な業界を知るための足掛かりとしては良いバイトです。
最後にこれからバイトをする人へ
キャンドゥでバイトを考えている人は、良い会社を選択したと自信を持って下さい。お客様も店員さんの雰囲気も良く、安定したバイト先です。気になっているのであれば迷わず応募してみましょう。
バイトの採用は能力よりも人柄や運で決まる面が大きいため、思い切って飛び込める方が有利です。店舗ごとにスタイルも異なるので、色々なサイトを回って情報を得るよりも、目的の店舗で直接システムを聞く方が早いです。
この記事を見て下調べをしている時点で、あなたは十分採用されるに値するレベルです。堂々と面接に臨んでみて下さい。