ガールズバーは、キャバクラとは異なりカウンター越しにお客様とお話しするところです。2006年頃発祥し、全国各地に徐々に店舗が増えてきています。

「夜のバイトでお金を稼ぎたいけれど、キャバクラはちょっと…」という人には最適なバイトです。中には、連絡先の交換は一切なし、という規則で女の子の負担を軽くしている良心的なガールズバーもあります。

自分の個性を生かし、楽しくバイトができるので大学生やフリーターにも人気のバイトです。

今回は、ガールズバーのバイトの様子を見ていきたいと思います。

なんでこのバイトを始めようと思ったのですか?

大学時代友達とバーに行くのが好きだったので、その時に得たお酒の知識を生かすことができ、比較的時給が高いバイトだったのでやってみようと思いました。また、シフトの融通も利くと求人に書いてあったので、魅力的に感じました。

仕事内容は?

仕事は大きく分けて3つあります。

カクテル作り

バーテンダーですので、もちろんお酒を作ります。ハイボールやジントニックなど簡単なものから、シェーカーを振るおしゃれなカクテルまで作ります。レシピを見ながらで良いので、全ての作り方を頭に入れる必要はありません。

接客

ガールズバーで働くにあたり、メインの仕事と言っても過言ではありません。カウンター越しにお客様と向かい合い、ドリンクをいただきながらお話をします。

店長の裁量で20~30分程度で他のスタッフと交代し、別のお客様につきます。

ビラ配り・キャッチ

店長から指示された場所に行き、通行人にビラを配ったり声をかけたりし、新規のお客様を増やします。もし常連さんが通った場合は、そのままお店に来てもらうこともあります。

週末はビラ配りの仕事がそもそもなかったり、あったとしてもすぐにお客様を引けたりしますが、平日や日曜はなかなかうまくいかないこともあります。

ガールズバーバイトの1日の流れ

ガールズバーでは特にルーティーン化された仕事はなく、出勤時の店の混雑度に応じて店長の指示を仰ぎます。

混んでいる場合は出勤後すぐに接客になりますが、空いている場合はビラ配りに行くこともあります。

ラストまでのときは、掃除をして終わります。

ガールズバーバイトのきついところ、楽なところ

ガールズバーは、女の子がキラキラして働いているイメージがあります。未経験でも誰でもできる仕事ではありますが、やはり楽なところ、きついところの両方があります。

きついところ

  • 真冬のビラ配り

ビラ配りといっても、配り終えればクリアではなく、お客様を連れて店に戻らなければなりません。

真冬の平日や悪天候の日は、お客様がなかなかつかまらず、休憩をはさみながらも3~4時間立ち続けることもあります。手足が冷たくなってくるので、カイロを貼るなど防寒対策は必須です。

  • 終わりの時間が未定

ガールズバーでは、店の混雑度によって終わりの時間が変わります。終電で終わる日もあれば、ラストまで働く日や終電の時間は過ぎているもののラストの前に帰される日もあります。店長の裁量で誰を残すか、誰を帰すかが決まります。

ラストまでいるつもりで行くのがベストなのですが、「何時に終わるか分からない」というのがつらいところです。

  • 相性の悪いお客様との会話

誰にでも相性が悪い人はいると思います。しかし、お客様にいい気分で帰ってもらうため、話している間は嫌な顔をせず接する必要があります。あくまでも「相手は酔った人」と割り切ってリアクションをしたり話をしたりしなければなりません。

しかし、話していて自分がつらいときは相手も同じように思っていることが少なからずあるので、「どうしても無理」という時には店長に相談し、他のスタッフと変わってもらいます。

楽なところ

  • 飲んで話すだけ

ガールズバーの最大の魅力はこれではないでしょうか。

ドリンクをいただきながらお客様と話すだけでお給料がもらえます。普段は口下手だという人も、お酒を飲みながら話すことができます。

アルコールが飲めない人でも、「ウーロンハイです」と言ってウーロン茶を飲むなど、無理にアルコールを取らなくて大丈夫です。

  • 覚えることが少ない

バーテンダーといえば、お酒に詳しくカクテルのレシピがすべて頭に入っているイメージがあるかと思います。しかし、ガールズバーではレシピを見ながらカクテルを作ることができるので、無理に覚えなくても大丈夫です。

どのボトルが何のお酒かを大体頭に入れておけば問題ありません。

その他、覚えることといえばグラスや食器の位置、フードの出し方です。誰でもすぐに覚えられます。

職場の雰囲気

ガールズバーではどんな人たちが働いているでしょうか。

曜日によってほとんど会わない人も中にはいますが、顔を合わせるとおしゃべりが弾むくらいみんな仲がいいです。とはいえ、仕事中はスタッフ同士で話すことはないので、閉店後の送迎車の中などで話をします。

よくドラマであるような、女同士のドロドロした関係とはあまり縁がないです。

面接の様子(服装・質問など)

ガールズバーの面接はあまり堅苦しくない印象です。

服装

あまり派手でなければ私服で問題ありません。

質問内容

  • 金曜、土曜に入れるか
  • ラストまで働けるか

これら2つが質問されます。意外にも志望動機は深く聞かれず、就業規則の説明と雑談で終わります。

接客がメインですので、この雑談の中できちんとコミュニケーションが取れるかも見られているようです。

採用された志望動機

  • 週末に働きたい

金曜、土曜はスタッフが足りないくらいなので、働ける人は重宝されます。

  • ラストまで働きたい

これも特に週末ですが、終電後にお客様が増えることがあります。もちろん終電も考慮してくれますが、ラストまでいるお客様の対応や閉め作業に協力できる人の方が採用してもらいやすいです。

  • コミュニケーションが取れる

接客業ですので、面接時にきちんと受け答えができているかを担当者に見られています。聞かれたことに笑顔で答えられれば大丈夫です。

この3つが主な採用理由です。

また、入れ替わりの激しい業界でもありますので、「長期で働ける」ことも採用率を上げる一言です。

髪色・髪型・ピアスは?

ガールズバーでは、髪色・髪型・ピアスは全て自由です。

女の子がたくさん働いていますので、お客様に早く覚えてもらうために個性を出している人が多いです。また、ネイルなどに凝っているおしゃれさんもたくさんいます。

しかし、全員が派手というわけではなく、掛け持ちしている仕事の規則等で髪を染めていない人や、ピアスやネイルをしていない人もいるので、無理に髪色を変える必要はありません。

掛け持ちはできるのか?

ガールズバーではWワーク歓迎のところも多く、実際に掛け持ちしている人もいます。

昼間は別のバイトやパートをして夜はバーで働く、曜日をずらして居酒屋勤務をするなど、働き方は人それぞれです。

周りはどんな人が働いていた?

ガールズバーでは、夜の時間を有効活用して稼ぎたいという人が集まります。

  • 大学生

授業終わり、サークル終わりに来る人がほとんどです。長期休みにたくさん出勤し、学校が始まったら週1~2日で出勤する、という働き方もできます。

地方から大学に来ている人も多く、お客様やスタッフと地元の話で盛り上がっています。

  • フリーター

バーの他にもバイトやパートを掛け持ちしています。中には、ラストまで働いて朝から別の仕事に行くというタフな人もいます。

深夜バイトはどんな感じ?

深夜バイトをするにあたってはメリット・デメリットがあります。

メリット

  • 稼げる

深夜バイトの良いところは時給が上がることです。深夜は時給に深夜割増があります。

しかしガールズバーでは、時給が元々高めに設定されていて深夜も割増にならないところがあるので、事前に確認しておく必要があります。

どちらにせよ、昼間のバイトより稼げることに変わりはありません。

  • 時間を有効活用できる

普段ダラダラと意味もなく夜更かしをしているのであれば、その時間をバイトに充てるという考えは賢明でしょう。家から近い店で働くことができれば、ラストまで働いたとしても朝まで寝ることはできます。

デメリット

  • 生活リズムが乱れる

特に普段朝型の生活の人は、慣れるまで時間がかかるかもしれません。リラックスした状態の夜更かしとは違い、仕事をしているので帰宅後はどっと疲れが出ます。

昼間に眠くなることもあるので、昼間に授業のある大学生や昼間も働くフリーターは注意が必要です。

  • 帰り道が怖い

終電後は車での送迎がありますが、中には家を知られたくない、と家の最寄り駅で降ろしてもらう人もいます。

バスなどもない時間帯ですので、家までは十分に気を付けて帰る必要があります。

 

シフトはどんな感じ?

シフトは2週間ごとの自己申告制で、出勤日は自由です。

シフト決定の流れ

  • 店長に出勤可能な日を伝える
  • 店長が他のスタッフの出勤可能日を踏まえ出勤時間の調整をする
  • 店長から出勤日と出勤時間を伝えられる

「この日は終電で帰りたい」「この日は遅い時間から」などある程度の希望は聞いてくれます。

ブラックな点はある?

ブラックな点はもちろんあります。

  • 理由の如何を問わず、当日欠勤ではペナルティや罰金がある
  • 大学生の旅行や帰省で空いた穴で、無理に出勤させられた
  • 休憩に入ろうとしたらお客様が来店し、対応していたら休憩時間がなくなった

など、自由なシフトの裏の苦労はあります。

時給は?交通費は全額支給される?

時給

時給は1000円~です。当日欠勤や遅刻がなければ、頑張りに応じて昇給もあります。

キャッチ、ビラ配りでたくさんのお客様を引いた場合には還元してもらえます。

交通費

交通費は全額支給されます。

終電までに終わった場合は往復分、ラスト(終電以降)に終わった場合は帰りが送りですので片道分の支給になります。

店長はやさしい?怖い?

これはどこのガールズバーにも言えることですが、夜の仕事の社長や店長は変わり者が多いです。見た目が怖いこともありますが、女の子を働かせる職場なので、普通に話す分には怖くありません。

どんなスキルを学べる?就活に活かせること

ガールズバーで身につく大きなスキルはコミュニケーション能力です。

お客様と会話するうちに、どのようなリアクションをすればお客様が喜ぶのか、どのような質問をすれば話が広げられるのかが分かってきます。

人の話を聞き、自分の中でまとめ、どのように質問したり返答したりすればよいかが学べるので、面接や集団討論などで役立てることができます。

またこのスキルは就活にとどまらず、社会人になってからも上司や先輩の会話で役立てることができるスキルです。

最後にこれからバイトをする人へ

ガールズバーでバイトをすると、様々な年代の人と話すことができ、自分の知らなかったものを知ることもできます。最初はなかなか上手く話せなくても、先輩が隣についてフォローしてくれるので、徐々に慣れていきます。

このバイトで身につくコミュニケーション能力は、プライベートでも友達や初対面の人との会話で役立てることができます。

また、お酒の知識も身につき、様々なカクテルも自分で作れるようになります。

挑戦してみようか迷っているならば、一度やってみる価値はあります。