初詣などで神社に行くと、必ず見かける巫女さん。赤い袴(緋袴)を着て神社で働く巫女さんの雰囲気、素敵ですよね。

女性なら1度は巫女さんになってみたいなと思ったことはありませんか?

しかし、巫女さんになるにはどうすればいいのか、自分でもなれるのか、何をするのか、応募するにも不安を持つ人が多いのではないでしょうか。

今回はそんな巫女バイトについて紹介します。巫女バイトを考えている方にはぜひ一度読んでいただきたいです。

 

なんでこのバイトを始めようと思ったのですか?

元々小さい頃から神社で働く綺麗な巫女さんの姿に憧れていました。アルバイトができる年齢になり、巫女になれないかと年末に調べたらいくつか募集があったのと、お正月に予定がなかったため応募して、巫女バイトをすることになりました。

 

仕事内容は?

巫女バイトの仕事内容は、大きく4つあります。

  • お守りなどの授与
  • お神酒注ぎ
  • 記念品作成と授与
  • 神楽舞

お守りなどの授与

仕事のメインになるのはお守りなどの販売です。神社では、「販売する」ではなく「授与する」と表現します。

代表的なものを挙げると、

  • お守り
  • お札
  • 御朱印
  • 絵馬
  • おみくじ

この4つです。他にも、破魔矢、干支の置物、お清め塩、霊水(神事用の水)などがあります。

①お守り

普通のよくある全般的なお守りから、交通安全・学業・厄除け・安産・商売繁盛など多くの種類があります。

値段もそれぞれ違うので、覚えなくてはいけません。

②お札

神社のお札や商売繁盛のお札などがあり、サイズ別に用意があることもあります。神棚へおまつりする作法もよく聞かれるので説明会の時にメモをとって勤務時に持っておきます。

③御朱印

文字を書くのは筆耕という専門の人たちがいます。巫女は御朱印の印を押すか、受付や会計など参拝者の対応を行います。

④絵馬

神社によっては種類がたくさんあります。参拝者に「どれがいいの?」と聞かれることもありますので、願い事別の特別な絵馬がある場合は神社に確認をします。

⑤おみくじ

参拝者が自分でおみくじを取るタイプのものもありますが、参拝者が引いた番号のおみくじを巫女が手渡す神社もあります。

 

巫女バイトの1日の流れは?

シフトの30分前に出社して、巫女服に着替え、点呼と自分の担当場所の確認をしてから仕事が始まります。

退勤時にも点呼をして、指定の場所に自分の巫女服を置いて帰ります。

 

巫女バイトのきついところ、楽なところとは?

巫女バイトのきついところは、

  • 覚えないといけない商品が多い
  • とにかく寒い
  • 巫女服を着て立ちっぱなし
  • 参拝客が絶えず忙しい
  • 拘束期間が長い

が挙げられます。逆に楽なところは、

  • 客層がいい
  • 機械を使わない
  • 作業自体が単純
  • サポートが手厚い
  • お弁当支給
  • シフトの融通がきく

があります。

きついところ

①覚えないといけない商品が多い

大きな神社はお守りだけで20種類以上、置物にお札に破魔矢に絵馬にとにかく種類がたくさんあります。それらの名前と値段を一致させないと、スムーズに参拝者を流すことができません。価格表をいちいち確認していたら、後ろに並ぶ参拝者に何をもたもたしているのだと怒られてしまいます。

②とにかく寒い

巫女服は薄く、とにかく寒いです。ヒートテックを3枚重ね、カイロを背中とお腹に貼り、モモヒキやレギンスを重ね着しても寒いです。腕はヒートテックが見えないようにまくらなくてはいけないので常に半袖状態です。ストーブが置いてあるところがほとんどですが、ストーブがある場所でも手はとても冷たくなります。

③巫女服を着て立ちっぱなし

巫女服は和服です。窮屈な状態で1日中立っているのは楽ではありません。勤務が終わる頃には肩や腰が痛くなってきます。

④参拝客が絶えず忙しい

正月期間は参拝者が神社に押し寄せ、どんなにスムーズに対応をしていても終わらない長蛇の列ができあがります。

その列も巫女1人に1列がきちんと作られていない場合があり、自分の目の前に3-4列できてしまうこともあります。

⑤拘束期間が長い

休憩含めて8時間の勤務に加え着替えの時間などで9時間は神社に拘束されます。行き帰りも含めるとさらにかかるので、巫女バイト以外の予定を同じ日に入れるのは体力的に厳しいです。

楽なところ

①客層がいい

神様にお参りをしに来ている参拝者は、ほとんどの人が巫女にも礼儀正しく丁寧に接してくれます。

もし何かトラブルがあっても、本職の巫女さんや神職の人が対応してくれます。

②機械を使わない

会計は現金払いです。レジ打ちもカード対応も必要ありません。

③作業自体が単純

商品と価格など覚えることは多くありますが、作業として難しいことはありません。最初の1日を乗り切れば、次回以降その担当場所で困ることはほとんどありません。

④サポートが手厚い

必ず神職さんや本職の巫女さんが近くについているので、わからないことがあればすぐに聞くことができます。

⑤お弁当支給

神社にもよりますがお弁当が出ます。自分で準備をしないでいいというのはかなり楽です。

⑥シフトの融通がきく

募集要項にあるお正月の勤務必須期間をクリアすれば、あとは好きな日に働くことができます。

 

職場の雰囲気は?

神社によって差はありますが、お正月期間はどこも非常に慌ただしいです。

てきぱきと動いて自分の仕事をこなすことを求められます。

また、神様に仕えている身なので、礼儀や身なりなどには非常に厳しいです。

ピリピリした雰囲気ではありますが、何か困っていたら、本職の巫女さんや経験者の先輩が優しく教えてくれます。勤めている人たちは皆いい人たちばかりです。

勤務が終わると、巫女服を着て写真を撮る人もいますし、1日の様子について話しながら着替えて退勤します。

 

面接はあるの?

各神社によって異なりますが、私の勤務した神社では面接がありませんでした。

履歴書を送って採用になると、説明会の日程が通知され、説明会で辞令を受けて正式に採用になります。

説明会では、巫女服(緋袴)の着方やお守りの種類、言葉遣いなどの注意点などの説明を受けます。

 

髪色・髪型・ピアスは?

神様に仕える巫女の見た目の決まりは、他のバイトに比べると厳しいです。見た目の清潔感が常に求められています。

髪色・パーマ

基本的に、黒以外認められていません。地毛で茶色っぽくても大丈夫ですが、染色は禁止です。

パーマも同様認められていません。

髪型

髪型についても、後ろで結べる長さでないといけません。編み込み等はできず、後ろで1つに結った髪型で仕事をします。前髪も、ピンでサイドに留めないといけません。

ピアス

ピアスも禁止です。耳にピアスホールがあるのは大丈夫ですが、仕事中は透明ピアスもつけられません。アクセサリー等ももちろんつけられません。

メイク・ネイル

メイクはあまりにも派手でなければOKです。カラコンも茶色など目立ちすぎないものであれば大丈夫です。ネイルは禁止です。爪を磨くだけなら大丈夫です。

 

掛け持ちはできるのか?

掛け持ち可能です。そもそも短期のバイトなので、他の長期バイトをしているという人が圧倒的に多いです。だいたい夕方には終わるので、そのあと他のバイトへ行く人もいます。

ただ巫女バイトは体力をかなり使うので、期間中は身体的にバイトの掛け持ちは厳しいです。

 

周りはどんな人が働いていた?

本職の巫女さんは神社の家系の人だったり、神道学校の学生であったり、神社と正規雇用の契約を結んだ若い女性が中心です。一方巫女バイトは、年齢制限があるためか高校生か大学生しか私は出会ったことがありません。

神職さんは、大半が神社の家系の男性です。

 

シフトはどんな感じ?

大晦日から元旦にかけての1日は、深夜シフトがあります。それ以外の日は朝9時〜午後4時など8時間(休憩含)の時間固定で、履歴書に書いた勤務可能日からシフトが組まれます。大抵の場合、1/1~1/5などお正月期間の全日が勤務可能日であることが応募条件です。

 

ブラックな点はある?

勤務する日付と担当場所によってはブラックな点があります。

  • 参拝者が多すぎて休憩を取りに行くのが予定より3時間も遅れてしまった
  • トイレに行きづらい・行けない
  • 休憩が30分しかないのでご飯を急いで食べなくてはいけない

バイトの身分だとブラックと言ってもこのくらいですが、本職の巫女さんが年末年始は早朝から深夜まで働きっぱなしで寝不足だとぼやいているのを聞いたことがあります。

 

時給は?交通費は全額支給される?

時給

私のところは時給ではなく日給でした。お給料の話は募集要項にも説明会の話にも一切上がらないので最初の年は不安に思っていましたが、実際は日給10000円となかなか良かったです。勤務最終日に手渡しで渡されました。神社によって異なるので、気になるようでしたら応募段階で確認した方がいいです。

交通費

私が働いた神社では交通費は出ませんでした。そのため回数券を買ったり、定期を使って安く行けるようにしたり工夫していました。家から遠い神社に応募される方はお給料と合わせて事前の確認をしてください。

神職さんはやさしい?怖い?

神様にお仕えしている神職さんの心はとても広いです。と、言いたいところですが中には気難しい人もいます。失礼のないようにだけ心がけましょう。優しい人の方が大多数です。

どんなスキルを学べる?就活に活かせること

巫女バイトは短期ながらも多くのことを学ぶことができます。

  • お参りや神棚の作法
  • 敬語・礼儀作法
  • コミュニケーション能力・対応力

①お参りや神棚の作法

神社でお参りをするときの細かい作法や、神棚など神事の作法を働いているうちに自然と覚えられます。他にも古くなったお守りの処理方法など神社関係の色々な知識、作法を学ぶことができます。

②敬語・礼儀作法

神様にお仕えしている身なので、言葉遣いやお辞儀の仕方、歩き方も失礼のないように教わります。

常に参拝者と接している、見られているので身につくスピードがとても早いです。

コミュニケーション能力・対応力

参拝者に毎回挨拶しながらお守り等の授与をしたり、途中で色々な質問を受けたり、観光で来た外国人参拝者の対応をしたりすることもあるのでこちらも自然と身につきます。

最後にこれからバイトをする人へ

巫女バイトは思ったより体力勝負で、大変なところもあります。

しかし神社という少し特殊な環境で働くことのできる機会は貴重で、学べることは多くあります。

短期間でしっかり稼ぎつつ自分のためになるバイトをしたいと思う方に是非おすすめします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。