試験監督のバイトって実際どう?きつい?

バイト

皆さんこんにちは。今回の私の記事では、試験監督のバイトについて紹介していきます。この記事を読んで、試験監督について少しでもご興味を持っていただけたら幸いです!

なんでこのバイトを始めようと思ったのですか?

 

私が試験監督のバイトを始めようと思ったきっかけはずばり!「楽そう」だったからです。大学生の頃は忙しくて毎週定期的にシフトに入るようなバイトはとてもできなかったため、短期・単発のバイトを探していた時に先輩から「あなたの顔は真面目だから試験監督に向いている。試験監督のバイトがいいよ」と勧められたのがきっかけです。実際に始めてみると想像と違うことも多かったのですが、試験監督のバイトをやっていてよかったと思うことも多いです。

私の試験監督バイト歴は大学生時代から今に至るまでなので、ほぼ4年程です。月日は経ち、試験の近代化も進んだので一回しか参加してなかった試験監督のバイトに再び参加するときは「変わったなあ」と試験の変化に戸惑うことも多々あります。これが私の簡単な試験監督歴です。

仕事内容は?仕事の1日の流れは?

試験監督とは言葉通り試験の監視です。バイトの場合は試験監督を行う場合が多いですが、回数と経験を積んでいけば運営側に配置されることもあります。主な仕事内容は、以下の通りです。

教室の清掃→準備→問題用紙と回答用紙の配布(数え間違いがないようにすること、すべての受験者に行き渡るように問題用紙を配布する)→試験時間監督→カンニングや替え玉行為などの違反行為がないかどうかの監視→問題用紙回収→受験者を帰宅させる→教室の清掃→終了

仕事内容は試験によって異なるのですが今回はほとんどの試験監督のバイトの場合に当てはまる1日のスケジュールをご紹介します。

試験当日

大体朝の8時ぐらいまでに試験会場に集まり、点呼を受けます。試験会場は大学から中学校など、試験によって異なります。中には幕張メッセで行われるような大規模な試験もありますので、試験会場は事前にしっかり押さえておきましょう。

業務の説明

点呼の後、簡単な業務説明があり、あなたが担当する教室を割り当てられます。小規模の試験の場合、試験会場は1人の試験官つまりあなた一人で単とすることが多いので、しっかりメモをとっておきましょう。

会場のセッティング

試験ごとに異なるのですが、TOEICや英検の場合、リスニング環境をセッティングしたり座席シールを貼る必要があります。なので早めに会場に出向いて、清掃または準備を行います。

試験監督開始

試験時間が迫ってくれば、受験者があなたの教室に入室し、着席してきます。座席の指定がある場合は正確に案内することも業務の一環です。試験開始のガイダンスを行い、問題用紙と回答用紙を配って試験開始です。試験科目が多数ある場合はそれぞれの試験が終了した後のガイダンスも行います。その後は不正がないか試験監督に集中します。

試験終了後~清掃

無事に試験が終了したら、問題用紙を回収します。そして会場の清掃片付けをしながら忘れ物がないかどうか入念チェックし、会場を後にします。

終了

業務終了となります。

試験監督バイトのきついところ、楽なところ

きついところ→眠気と格闘する

朝早く起きなければいけないところがほとんどですので遠隔地に出向く場合は朝一番の電車に乗らないと間に合わないことが多かったので、大変でした。朝早く起きすぎると途中で眠気が襲ってくるので、眠気と格闘するのがとにかくきつかったです。

楽なところ→ただ座ってるだけ

一度試験が始まってしまえばあとは受験生の行動を監視するだけです。本当に試験の間は座っているだけの場合が多いので、「楽だな~」と感じることがあります。中には居眠りをしてしまうバイトさんもいるそうです。

職場の雰囲気

問題用紙の枚数を間違えた時は運営会場がパニックになって怒られたことが何回かありました。慣れないうちは数えるのも一苦労なので何分もかけていたら「遅い!」と言われてしまったこともありました。経験を積んでいるアルバイトの方達はよく素早い手さばきで問題用紙をカウントしていたので、そのレベルに達するまで大変でした。

褒められたことは特にありませんが、時間を守って不正行為がないかどうかチェックし、枚数を正確に数えられるようになれば次の試験の時も「また働いてみませんか」と言っていただけます。

面接の様子(服装・質問など)

資格試験のような試験の際には面接が必ずありました。その際はスーツで面接に行きました。聞かれた質問は必ずと言っていいほど、これまで私がどんな試験監督のバイトをしてきたかについてでした。事前にこれまで私が経験した試験監督バイトを履歴書に書いて、面接時に自分の経験をアピールするようにしていました。

私の最寄り駅から離れた遠隔地で勤務をする場合は「ちゃんと遅刻せずに来れるのか」といったことを何回も聞かれました。試験監督に慣れている方であれば採用はされやすいのでしょうが、まだ始めて間もない方は何か違うことをアピールしたほうがいいでしょう。

採用された志望動機

大学生当時は旅行業を目指して就活をしていたので、緊張感を持って職務を全うする精神を身に着けたいと書いていました。また、勤務時間を守ることや規則を守ることには当時から抵抗なかったので、これまでの経験を含めて遅刻早退をしたことは一度たりともないことを強調していました。

複数で監督を行う試験会場もあるので、人と協力する精神やコミュニケーション能力等にも言及していました。

今は経験がありますので、試験監督者としての豊富な職歴をアピールするようにしています。あと自分が受験したことのある資格試験や大学入試に関しては積極的にその受験歴をアピールするようにしています。自らの受験歴を志望動機に付け加えることで、採用率が高まりました。

髪色・髪型・ピアスは?

 

基本的に就活スタイルです。スーツ黒髪が必須です。(黒染めスプレーOKかどうかは試験によって異なりました。)髪型は女性の場合は一つ結びが指定のところが多かったです。威厳を見せることが目的なのでしっかりした服装を心掛けましょう。

あと茶髪・金髪・ピアス等は試験監督者の品格が問われてしまうので原則NGです。男性はネクタイを締め、を剃るように指示されている場合が多いようです。

掛け持ちはできるのか?

はい、掛け持ち者は多いです。むしろ、掛け持ちしないとやっていけないアルバイターの方がほとんどです。試験監督のバイトは年に数回しか実施されないので定期的な収入を得ることができません。

私が英検のバイトに参加した際は、飲食店のバイトと掛け持ちしている方もいらっしゃいました。

周りはどんな人が働いていた?

世の中の試験監督業=大学生のやるバイトというイメージが先行しているので、やはり学生のバイトさんが多いですね。英検のバイトはほぼ半数以上が学生さんです。

ジェネレーションギャップを感じる時もあります。全ての試験が学生というわけではないのです。中高の模擬試験や資格試験などでは主婦や失業中の方など上の年代の方が参加されてました。

このバイトが向いてる人とそうでない人

 

試験監督なので直接誰かと話したり、営業したり、モノを売るわけではありません。むしろ人の監視をする業務なので静かな環境でも十分就労できる人が向いていると思います。後は顔が少し怖そうな人や真面目な人は受験者にご自身の見た目で威圧を与えることができますので、向いていると思います。

最後にお話ししますが、この仕事は何よりも時間厳守が大事です。1分、1秒の差でクレームになってしまうことさえあります。時間を守れない人は絶対に向いていないと思います。

ブラックな点はある?

基本的に単発のバイトなので1回きりの勤務です。バイトしたらそれで終わりなので、一回で人間関係が完結します。

一緒に勤務をする人たちもあなたが初めて会う方ばかりなので、いじめとか嫌がらせにあうことはほぼないでしょう。何回も試験監督のバイトを経験してますが、残業問題等も特にありませんでした。

ただあなたの仕事のやり方に間違いがあったり、あなたの時間の計り方にミスがある場合は当然ですが会社から怒られてしまいます。これはブラックというわけではないのですがTOEICの試験では音を立てないことも重要な業務の一つです。当たり前ですが業務中に話声や音など立てればクレームになってしまい、後でお叱りを受けることもありますよ。

 

時給は?交通費は全額支給される?

結論から言うと交通費は支給されないです。大抵の試験では時給1000円のみの支給がほとんどです。中には交通費を支給してくれる試験もありました。

どんなスキルを学べる?就活に活かせること

 

色々な会場に足を運ぶことになるので、地図に詳しくなると思います。あと大抵の試験は高校や大学などで行われるので、教室のセッティングや掃除、試験の受付、アナウンス等を自分で行う必要があります。

一度小さな会場で試験監督を経験すれば一人で何でもできるようになります。あと時間を必ず守る姿勢は就活でも大いにアピールできるところです。

最後にこれからバイトをする人へ

時間厳守が最重要なバイトです。何よりも試験とは人の人生がかかっている場合がほとんどです。たとえ相手が学生であっても当たり前ですが真剣な試験監督業務に臨まなければいけません。TOEICのような試験の場合もそうですが、一番大事なのは時間厳守です。

試験開始と終了がズレてしまうと試験運営に支障が出てしまいます。時間にルーズな人には向いていないと思います。ぜひ時間を守るということを心がけて仕事をしてほしいと思います。

最後に、近年の試験は多種多様化し、より正確で厳重な試験運営が求められています。紙(ペーパー)以外にパソコンを操作する試験、タッチパネルを用いる試験なども世に続々と出てきています。試験形態が複雑化していく中、ますます受験者の不正行為を見逃さないことが重要になってきました。最近ではTOEICで替え玉受験も話題になりましたね。今後、試験官の品質や監視力も問われてくる時代になっていきます。バイトと言えど、気持ちを引き締めて試験業務に臨んでいきましょう。皆さんのご健闘を心より祈っています。

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