元ブックオフのバイト店員が語る仕事内容はきつい?

      2018/03/19

古本だけに留まらず、CD・DVD・ゲームなどのエンタテインメント商品の買取、販売をしているブックオフ。現在、国内に843店舗を展開している国内最大級の中古本販売チェーンです。従来の古本屋のイメージを打ち破って、面積が広い明るい店舗に加え、立ち読みOKとしたことが多くの人々に受け入れられ、全国展開に繋がりました。「古本屋といえばブックオフ」という方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなブックオフのアルバイトについて解説していきます!

 

仕事内容は?

買取

通常の本屋と大きく異なるのが、買取作業があることです。「商品の仕入れ先=売りに来てくれるお客様」なので、一番大切な業務といえます。

・古本

定期的に配られる高価買取リストなどを参考に、あらかじめわかりやすい買取価格がマニュアルとして設定されているので、誰が査定しても同じほぼ金額でお客様に金額を提示することができます。あとは、本の状態を見極めていくのですが「ページが破れていないか・書き込みがされていないか・極端な汚れやシミがないか」など、こちらもマニュアルを見ながら、迷ったら先輩と相談しながらスキルを身につけていきます。

 

・CD、DVD、ゲーム

CD・DVD・ゲームなどのソフト類は、商品についているバーコードや商品番号を専用の端末で読み取るだけで買取価格が提示される仕組みになっているので、本の査定よりも簡単です。ケースの割れや、盤面に傷がないかチェックして状態に応じて減点します。

 

商品の加工

お客様から買取した商品は、余新品同様でない限り、加工が必要になります。特殊な機械で表面を少し加工したり、拭き取ってキレイにした後、値札を付けます。特に難しいことはありませんが、丁寧さが求められる作業です。

 

陳列・補充

買取した商品は、その店舗にとっての「新商品」となりますので、少しでも早く店頭に並べて、お客様の目に入るようにしなければなりません。ブックオフに足を運んだことがある方はご存知かと思いますが、どの商品も細かくジャンルごとに棚が分かれていますよね。そのジャンルの棚に商品を補充していきます。

該当する棚に入りきらない場合は、そこから何かしら古い商品を抜かなければならないのですが、それもルールが決まっていてきちんとマニュアル化されています。適当に何となく商品を抜き差ししているわけではないのです。この作業は、買取に次ぐブックオフの重要な業務で「ところてん」と呼ばれています。食品のところてんを作る行程の「押し出し」に倣って名づけられたようです。

 

販売(レジ)

特に難しい事はなく、レジを打つ・バーコードを読み取るなどの作業をしてお会計をします。その後、袋詰めをしてお客様に商品をお渡ししますが、その際には必ず「お売りいただけるものがありましたら、ぜひお持ちくださいませ!」とお伝えします。

 

清掃

毎日、開店前に決められた清掃があります。床のモップ掛け、商品のホコリ取り、店舗によってはトイレの清掃や駐車場のゴミ拾いなど。どんな職場でもやるような常識的なものなので、すぐに覚えられますし、特別大変なことはありません。

 

職場の雰囲気

本やマンガが好きな人、アニメが好きな人など、いわゆる「オタク」の人たちも多いです。あるジャンルに詳しい人がいると「これはここに補充した方が売れるよ!」などのアドバイスをくれるので、お互いに得意なジャンルを教えあったりして、和気あいあいとした雰囲気で働けます。もちろん「特に詳しいジャンルがない」という方もたくさんいましたし、どんな人でも働きやすい雰囲気かと思います。

 

ブックオフのきついところ、楽しいところ

きついところ

・重いものを持つことが多い

もちろん、無理して持たなくてもいいのですが、本ってだいたい重いし、かさばります。それを持ち運んだり、処分品を店舗裏まで運んだりといった作業があります。腰痛持ちの方などは、あらかじめ周囲の人に伝えておいた方がいいかもしれません。

 

・買取商品がキレイなものばかりとは限らない

お客様が商品を売りに来てくれる理由は様々が、それらの商品がすべてキレイな状態で持ち込まれるかというとそうではありません。特に「要らないからずっと倉庫に置いてあった」ような状態のものはホコリをかぶっている事が多いです。お客様の家の環境も様々なので、ハウスダストやアレルギーが気になる方には厳しい局面もあるかもしれません。特に、年末年始の大掃除のタイミングなどはそういうものが持ち込まれる事も多いです。私は「埃っぽいな~」と思ったらマスクを着用して作業していました。

 

・覚えることが多め

きちんと段階を踏んでトレーニングしてもらえるので、難しくはないですが仕事内容は様々です。一つの単純作業をずっとやりたいタイプの人には厳しいかもしれません。

 

楽しいところ

・色んな本との出会いがある

新刊書店と違って、お客様が持ち込んでくる本の中には様々なものがあり、それを見ているだけでも楽しいです。「こんな本が出てるんだー」とか「あぁ、これ昔流行ったなぁ」とか。本・マンガが好きな人にはうってつけの環境といえます。

 

・仕事内容が多岐にわたるので飽きない

既述の「覚えることが多め」という項目ですが、裏を返せば色々な仕事があって楽しいという事になります。飽きっぽい人、単純作業が苦手な人には向いていると思います。2~3時間同じ作業をして飽きてきた頃に、違うポジションでの仕事をしたりもするので、いつも新鮮な気持ちで仕事ができます。

 

・忙しすぎない、暇すぎない

なかなか他のバイトにはないメリットだと思います。そもそも、急いでいるお客様はあまりブックオフに来店しないので、飲食店ほど緊急性(急いで作る、配膳するなど)のある仕事はないけれど、やることが何もなくなってしまうほど暇になることもなく、一定のペースで働けます。ただ、買取が多い時期(年末年始、大型連休など)は慌ただしい雰囲気になります。それでも飲食店や、他の接客業に比べるとだいぶ穏やかです。

 

・レベルに合わせてトレーニングをしてくれる

ブックオフ共通のマニュアルがあるので、入った初日から、レベルに合わせた段階的なトレーニングを受けられます。しっかりとしたマニュアルがないバイト先だと「AさんとBさんでは、教えてくれた内容が違う」など、人によって教え方にバラつきが出てきますが、そういったことは一切ないので仕事を覚えやすいです。

 

面接の様子(服装・質問など)

ブックオフでの面接はどのように実施されるのでしょうか。

服装

特に指定はありませんし、相手もスーツではなく店舗に出ている時の制服なので、かしこまったものではありませんでした。常識の範囲内であれば、普段着で問題ありません。

 

質問の内容

・勤務時間、どのくらい働きたいか

店舗によって異なると思いますが、そのお店の募集しているシフトの時間帯とこちらの希望時間のすり合わせ、また、週に何時間くらい働けるかなどを伝えます。

・志望動機

ブックオフを選んだ理由を自分なりに話すことができれば問題ないと思います。本が好き・ブックオフ自体が好き!また、家から近いから、、、というのも十分な動機ではないでしょうか。

 

・好きなもの(趣味など)

商品に対する知識が必要というわけではないですが、好きなジャンルの本や音楽など、何でもいいので答えられるようにしておくといいかもしれません。

採用された志望動機

私自身はマンガ好きなので、そのことをお話したら、店長と話が盛り上がりました。なので、一つでも何かしら好きなものをアピールするのがいいかもしれません。

髪色・髪型・ピアスは?

極端に厳しくはありません。常識範囲内での茶髪・小さいピアスくらいはOKです。ただ、ネイルはNGです。髪型については、肩につく長さはまとめる事が求められます。

掛け持ちはできるのか?

できます。私は、10~16時の固定シフトだったので、たまに夜の他バイトも入れてました。自身が体力的に問題なければ、OKです。

周りはどんな人が働いていた?

時間帯によって特徴があります。早い時間は、主婦が多めで、ちらほらとフリーターの人たち。遅い時間は学生が多いです。年齢も幅広く、大学生~50代くらいの主婦までいたので、年齢を気にする必要はないと思います。

深夜バイトはどんな感じ?

(深夜枠はなし)

 

シフトはどんな感じ?

私が実際に働いていた店舗は「開店~16時まで」と「16時~閉店まで」の2パターンしか選べなかったのですが、店舗の方針によって異なるようです。2~3時間の短時間勤務もOKという店舗もあるようなので、実際に働きたい店舗に確認してみましょう。

ブラックな点はある?

全くありませんでした。たまにシフトの変更や残業のお願いをされたりはしましたが、無理なら断れますし、断ったことによって悪影響が出るという事もありません。どんなに忙しかったとしてもきちんと休憩も取れます。

また、自分の欲しい商品が入ってきたとしても、キープしておくことはできないし、何かお店のものを購入したい時は社員さんにレジ打ちをしてもらわなければならない事など、あくまでも「お客様優先であるべき」というルールがありました。自分にとって得ではないけれど、会社自体に信頼を持つことができました。なので、ブラックな点はゼロといえます。

 

時給は?交通費は全額支給される?

時給は?

・店舗によって差があります

地方だと800円台スタート、都内だと900~1000円台スタートといったところでしょうか。

 

・頑張りしだいで昇給あり◎

ブックオフではアルバイトでも「キャリアパスプラン」というのがあります。入ったときは「トレーニー」という立場なのですが、仕事を覚えていくにつれて、「チャレンジャーC」「チャレンジャーB」「チャレンジャーA」・・・というように段階を追って上がっていくことができます。覚えるべきことをきちんと身に着けていけば、それに伴って時給もあがります。

 

交通費は?

既定の範囲内での支給になります。店舗によって異なるので確認してみてください。ただ、あまり遠方から来ている人はいませんでした。

店長はやさしい?怖い?

ブックオフの社員さんは転勤も多いようで、店長も入れ替わりがありました。なので、こればかりはその人によると思います。私が実際に一緒に働いた社員さんは皆さんやる気に溢れていて、明るい人ばかりでした。

どんなスキルを学べる?就活に活かせること

段取りを考えながら仕事をする力が身につく

仕事内容が多岐にわたるので、ある程度のレベルになると「この棚を10分で整理し終えて次の仕事に取り掛かろう!」といった感じで、自分で考えて仕事の段取りができるようになります。しかし、自由度が高い分、手を抜くことも出来てしまうので、そこは自分次第です。

 

将来の就職に役立つ知識も?

商品の陳列などをしていると、自然と出版社の名前や著者の名前に詳しくなれるので、将来、出版社やメディア系の会社に就職したいと考えている方には、ブックオフのバイトは超オススメです。実際に私はその後、出版社に就職しましたが、ブックオフでバイトしていてよかったと思うことばかりです。

 

最後にこれからバイトをする人へ

ブックオフでのバイトは、「とにかく楽なバイトをしたい」と思っている人には、正直あまりオススメできません。単純作業ばかりではないし、覚えることが多いからです。ですが、覚えることが多いといっても、難しいことはありませんし、レベルに合わせてトレーニング内容が細かく決められているので、真面目に仕事をしていれば着実にステップアップが可能です。

また、ある程度、色々な仕事を覚えてからの方が仕事が楽しいので、短期でパパっと稼ぎたいというよりは、半年~1年以上、腰を据えて働きたい人にオススメです。

そして、本が好きな人にはもちろんオススメなのですが、意外にも体育会系の人にも合っていると思います。みんなで「何時までにこの本を全部片づけるぞー」みたいなノリの時もあるので「一人で黙々と作業する」「皆で協力して一つの事をやり遂げる」。この両方を味わうことができます。

自分の得意なことを活かせる&苦手が克服できる、そんなバイト先ですし、辞めた後も「得たものが大きかった」と思えるバイトであることは間違いありません。興味をもっていただけたら、ぜひ応募してみてください!

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